子供のころに僕は青レンジャーになりたかった。
ガッチャマンであれば2号がよかった。
単純にかっこよかったというのもあったと思うのだが
今、大人になって思うともうひとつ深層心理がある気がしている。

ゴレンジャーには赤レンジャーとか
ガッチャマンには1号というリーダーがいるのはご存知の通りだが
先の2者に共通するのはそういったリーダーの庇護の下に
ちょっと斜に構えたニヒルな役周りだったと思う。
リーダーというのは
黄レンジャーほどではないにせよ
少し道化た役回りであって
暴走気味で時にちょっとかっこ悪いと思っていたのだと
今にしてみると思う。
しかし僕は今成り行きもあって赤レンジャーになった。
自分でも柄ではないと思ったし
馬鹿げたようなリスクをとっていることも知っていたが
なってしまった。
読者の中には諸葛孔明のような軍師にあこがれた人も多いだろうが
意外に劉備元徳のようにリーダーになりたがる人は少ないのではないか
ちょっと頭のいい人は
すぐに経営企画のようなブレイン的な仕事に就きたがる。
でもブレインがどんなに増えたって
ビジネスはいっこうにできない。
一旦ビジネスができたところで効率を上げるのには
ブレインは役にたつのだが
何かを生み出すには赤レンジャーがいないと始まらない。
赤レンジャーのいないゴレンジャーは成立しないし
そもそもゴレンジャーという企画自体が生まれないだろう。
ここ数年でいろんな出会いがあって
いろんな赤レンジャー、いや社長さんに会う機会が沢山あった。
実に多彩なタイプの人がいて
これが社長という定型のキャラクターはないのだが
凄みのある人は結構多い。
僕なんかみんな拝みたくなる。
どうやったらそういう人が生まれてくるのか
育つのかよく分からないし
誰もが赤レンジャーになれるわけではないと思うが
日本も教育の中で
「赤レンジャーになってみよう」
ということを
教えなければいけないような気が
最近している。