バイオベンチャー創業記 起業で成功した大学教授

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起業で成功した大学教授

  • 2006/05/26(金) 21:46:00

浮間公園のたぬき様のコメントを受けて
起業で成功した大学の先生について書いてみようと思います。

日本では大阪大学の森下竜一先生がアンジェスMGで有名ですが、
アメリカにはStanfordのE. Weissmanという再生医療の大家がいます。

Weissman


Prof. Weissmanは再生医療の領域の研究でも、
その領域の研究者の輩出に関しても優れた実績を残していますが
この人はこれまでに3つの会社を創業しています。

SyStemix
 ○SCID-hu(免疫不全)マウスを用いたヒト組織のネズミの中での再現技術を有し
  細胞医療を目指す。
 ○1988年創業、90年IPO、91年Novartisに買収

StemCells Inc.(1997年にCytoTherapeuticsに買収) 
 ○幹細胞医療(肝臓、膵臓、神経細胞)の実現
 ○1992(96?)年創業

Cellerant(旧Celtrans)
 ○2001年創業
 ○造血幹細胞移植による癌、鎌状赤血球治療など

Weissman Labにはこれまでにも多くの日本人研究者が留学していて
現在も何人かいます。

彼らに何がすごいのかと聞いたところ
「強いていうならサイエンスに対する執念のようなものがある」
といっていました。

あとは優秀なスタッフと学生だと。

執念に関して言うと
実はCellerantはSystemix復活版のような企業で
NovartisはSystemixを買収した後に
数年間その研究を続けましたが、
結果的には時代が早すぎたこともあり、
そのプロジェクトをギブアップしています。
Prof. Weissmanはこのプロジェクトを再び取り戻して
もう一度チャレンジしていると言うわけです。
つまり
  サイエンスは以前の時も正しかった
  時代に早すぎたというならもう一度やり直せばいい
というわけです。
執念を感じますよね。

ただ経営能力に関しては分かりません。
ラボの運営というはなしと
資本政策を含めた会社経営の世界というのはまた違うので
彼も経営者は専門家を外から招いています。
彼は現在もStanfordの教授です。


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この記事に対するコメント

「経営者を外から招く」という
大人の判断ができるところが
成熟しているような気がします。

まだバイオかじりたての私が
言うのも何ですが、
「バイオだったら何でも、誰が経営者でもOK」
「会社経営は気合と根性だ」的な
曖昧な認識が日本には漂っているような
気もします。

と言いながら、他の国の雰囲気も
知りませんが。

  • 投稿者: 浮間公園のたぬき
  • 2006/06/01(木) 00:11:55
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