バイオベンチャー創業記 アウトソーシング企業の反乱

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アウトソーシング企業の反乱

  • 2006/05/24(水) 12:28:18

少し前にQuintilesが新しいププログラム"NovaQuest"について発表をしている。

Q


さりげなく出されているリリースだが、
これは業界にとって大きなインパクトを与え、
トレンドを変えていく動きになりかねないと考えている。

NovaQuestの概要はこうだ
TPG-Axon Capitalと組んで資金を調達し
Quintilesの顧客開拓力と臨床開発力をいかして
バイオテック企業にあるいはそのプロダクトに投資を行う。

Quintilesは近年の垂直統合によって
ベースの臨床開発に加えて
前臨床開発
マーケティング(Innovex)
のサービスを持っている

これにファイナンスの機能を追加することで
製薬企業としてのCapabilityを有してしまうということだ。

国内最大手のCROであるシミックもエスエスの工場の買収
および海外ベンチャーとの開発提携を発表したが
おそらくこういった創薬・開発関連サービス企業で
ノウハウの蓄積と垂直統合に成功した会社は
これまでクライアントだった企業と競合する方向に
シフトしていくと考えられる。

これは別に製薬業界に限った動きではなく
IT企業でもOEM生産を行っていた企業が
自社ブランドで生産を行うのは
よくある話である。

経営の効率化を考えると
固定費の変動費化はひとつの選択肢であるが
企業のコアコンピタンシーに該当する部分まで
外に出し始めると
思わぬ事態が起こるものである。

一方、Q社のような企業において
ありうる問題は
クライアント企業と部分的にであっても競合するビジネスを持ったときに
既存のビジネスに対するインパクトがどれぐらいあるか
ということである。
なぜなら中立性あるいは中身への無関心さ
ひとつの「売り」であったわけだが
アウトソース先の企業が
実はそのコンテンツに非常に興味を持っている企業だと分かったら
クライアントとしてどうだろうかという話である。
恐らく説明としてはProject by Projectで
受託サービスのプロジェクトと
自社開発あるいは投資先のプロジェクト
完全に独立で考えていますということになるだろうが
そんなにスッキリしたものでないだろうことは
想像に難くない。

まあ、競争歓迎である。
どうなっていくのか楽しみにしている。


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