バイオベンチャー創業記 リターンの側の人になろう

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リターンの側の人になろう

  • 2011/08/14(日) 00:00:01

8年来のUSの友人が
勤めていたバイオテック企業を昨年辞めて
今度自分の会社を立ち上げるので相談に乗って欲しいということで
会ってきた。

土曜日の朝にスタバでミーティングなんていうのは
シリコンバレーじゃよくある話だけど
それでもお互いに勤め人でないから成立する話だ。
僕らは休日も無い代わりに
いつだって自分のためだから
言ってみれば年中バケーションみたいなものだ。

彼がいた会社は業界の人なら誰でも知っている会社で
(探ると当ブログでも触れた記事があるが)
大々的にファイナンスをして一気にIPOの階段を上っていった。
Marketed productもありビジネスモデル的にも成功した。

ただ、市場の荒波にもまれて
会社はモデルの転換を図らざるをえず、
利益重視の方向に近年舵を切り
そして株価は上がったわけだが
拡大路線からも自社開発からもStep backして
彼にとってはもういる場所ではなくなったと。
ただ、上がった株価のおかげで
創業初期からいたかれは十分なお金をストックオプションでつくって
卒業することができたらしい。

VPなんちゃらとかCxOになると
日本では相談役とかいう引退後の末路を歩むが
USだと「さていよいよ!」ということになる。
そこに到達するのも40代、早ければ30代なので
今度は自分で一旗揚げますかということになる。

この辺の資本主義の道理をUSの人はみんな分かっていて
日本だと部長とか専門職とか言われて騙されて働き続けるが
体の良く飼い慣らされているに過ぎない。
口の悪い人は社畜といってみたり。

資本主義においては
資本家とマネジメントと従業員の間にはそれぞれ厳然たる線がある。
資本家はおもしろいと思う事業にお金を出して、リターンを要求する人だ。
マネジメントは資本家の代理人として事業を運営し、リターンを出すことを使命とする人だ。
従業員は労働力、あるいは頭脳を提供することで代わりにフィーを貰う人だ。
場合によってはここにアントレプレナーが入って、事業を提案したり
そのままマネジメントとして運営に携わったりする。
その役割を資本家が自分で行うこともある。

結果、リターン(利益)に対しての立ち位置が違う。
資本家はリターンの配分を受ける人。
マネジメントもリターンの条件に従って配分を受ける人。ただ一方でコストでもある。
一方で従業員というのはリターンの側ではなく、純然たるコストの側。

で、彼はそれを十分に学んだので
自分でやってみますかという話だ。
しかも一度に2つも!
あるものをmaintainするよりも
やっぱり新しいものを作るのが使命だと思うんだそうだ。
いいんでないですか。

あれやこれやとプランを聞いて
できる限りのアドバイスをしたわけだが
そんな彼も少しだけ迷っているのか
"Do you think it's right time to start companies?"
って聞くので
"It's never be right time for people who don't think so and always is for people who believe so。"
って言ったら、その通りだねと笑っていた。

最初のプラン通りに上手くいくかは分からないけど
ああやってよく考えて勇気を持って行動すれば
きっと上手くいくような気がする。

Good luck!


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