バイオベンチャー創業記 雑草を育ててるのだ

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雑草を育ててるのだ

  • 2010/05/15(土) 00:00:01

日本の産業クラスター施策に違和感を覚えてきた。
何にその気持ち悪さを感じるのか考えてみると
それは「官の子離れの悪さ」ではないかという思いに行きあたった。

日本のクラスター計画を見ると
驚くほどたくさんの官主催のカンファレンスやセミナー
アドバイザーの無償あるいは低償紹介など
有り難いには有り難いが、過保護なプログラムが並ぶ。
参考 産業クラスター計画
官主導というよりはいつも官主催なのである。

シリコンバレーは米国のバイオクラスターの一つであると認識されていると思うが
「官」を感じることはほとんどない。
どこまでも「民」による「民」のための「民」の産業である。
官が出てくる場面はファンディングが中心で
カンファレンスなどのイベントも
民に全てを委ねるのがフツーである。
参考:NIH Stem Cell Funding

確かにそれは既に独り立ちしているからかもしれない。
しかしクラスター設置のそもそものゴールは
企業を育て、産業を作り、雇用を生み出し
やがては再投資ができるような税収を生み出す
エコシステムを作ることであるはずだ。
それに対して官の取るべき役割は投資を呼び込む投資を行い
あとは自発的な成長を見守ることである。
もしそのあとの自発的成長が実現できないのだとすると
設計が悪かったということだ。

クラスターの中の主催者として
箸の上げ下げまで官がするのはその役割ではないはずだ。
場を提供した後に
クラスターのシステムに投資を続けるのは
官の側に雇用を生み出したいからではないかと
穿った見方をされても仕方がない。
独立行政法人のようなものはいくら増えてもエコシステムにならない
それは本来成長をするビークルではないからだ。

ではその上記の投資を呼び込む投資とは何であろうか。
それは自律成長をできそうな芽に最初に養分や土地を与えることで
成長に有利な環境を用意することだと思う。
いつまでも畑を耕し続けることでも
農具や工具を用意することではない。
ましてどう育つべきかああだこうだ言うことではない。
ベンチャーと言うのは雑草のように育ち勝ち抜いて行くべきもので
そうでなければ過保護な環境を取り払われて
他の植生と競争にさらされたらあっという間に駆逐されてしまう。

現在のいろいろな施策をみると
どうやってビニールハウスをつくろうかとか
養分は右からあげるべきか左からあげるべきなど
ちょっと見当違いな話をしている気がしてならない。

現在の日本の特にバイオ業界の世界における地位は
明らかに後進国と言わざるを得ない。
言うならばもう他の植生があるところに
勝ち抜ける雑草を増やそうという話だ。
雑草に議論は要らない。
勝ち抜く種類のものは適当に自分で育つのである。
良い種に最初に養分をあげよう。
そして除草剤を撒くような真似はやめよう。


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