バイオベンチャー創業記 BapineuzumabにJ4社相乗り

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BapineuzumabにJ4社相乗り

  • 2009/07/07(火) 00:00:01

JnJはElanをそっくりそのまま買うのかと思いきや
Dealは少しややこし構造のようです。

DealのドライバーはElanの持つBapineuzumabという抗beta-amyloid抗体なわけですが
JnJはRazadyneという薬Alzheimerという症状を抑える薬を持っていて
これと組み合わせてフランチャイズ強化が主たる目的です。

ただこのAlzheimerプログラム(AIP)にはWyeth/pfizerというパートナーがすでにいるので
ちょっとややこしいスキームになります。

elan

まず今回のディールでJnJは$1Bで18.4%のElanのオーナーシップを持ちます。
これは現状株価から考えると1/3のプレミアムが乗った価格相当です。
さらにWyethとElanで共有していたAIPのアセットのElan持分を
JnJと新たに設立子会社のものにします。
この所有権をJnJとElanで50.1%:49.9%で割り
さらに取締役をそれぞれ5:2人ずつ送ります。
つまり利益は折半するものの
JnJに意思決定権のあるJnJの子会社になります。
さらにJnJはWyethとの間で折半する開発するコストの
最初の$500Mまでを負担します。
そこから先はJnJとElanで折半するので
AIP全体で$1BになるまではElanには持ち出しは発生しません。
まとめるとJnJが$1.5BでElanの持つAIP資産の半分(つまり全体の1/4)と
Elanの持つAIPに関する意思決定権持分を買ったということになります。

Elanは半年前ぐらいから遭難信号を出していたのが
こういう結果になったわけです。
市場は株価の上昇を持って好意的に受け止めているようです。

ElanはなんといってもTysabriが有名なプロダクトで
BiogenIdecとこれを多発性硬化症向けに売っています。
しかしこれも紆余曲折を経たプロダクトです。
2004年に上市しましたが
2005年にPMLが出て上市を取り下げて
2006年に条件付きでカムバックをしております。

またElanは一部資産をKing Pharmaceuticalに売ったり
会社自体が紆余曲折を経て生き残っていたりするのです。
しかしバイオテック/製薬企業の合従連合が進行中のため
Johnson & Johnson、Elan、Wyeth、pfizerの4社相乗りということになりました。
船頭多くして。。。にならなければよいのですが。



ところでJnJはBapineuzumabにそんなに出して大丈夫ですかね。。。


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