バイオベンチャー創業記 買収してほしいが故の防衛策

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買収してほしいが故の防衛策

  • 2008/06/11(水) 23:03:26

本日の日経新聞に買収防衛に関する経産省研究会の報告書に関する記事がありました。
こういうものを今論じているのを
国際的にはどう見られているのでしょうか。

さて最近読んだ本の中にも買収防衛策に関するものがありましたて

その中で議論されていることに買収防衛策は誰のためのものかという点でした。

以前に議論になった会社は誰のものかという議論に似た話ですが
その中で指摘されているのは買収防衛策は既存株主にとってのもので
株主価値(プレミアム)を上げるためのツールである点であったと思います。
買収によって身を追われる可能性のある経営陣の保身のためにあるべきではなく
交渉カードとして買収価格を吊り上げるための方策であるはずだということです。
言い方を変えると売らないための策であってはならないということです。

かつてあったユカルノ裁判やシェブロン裁判の判決を経て
米国における防衛策発動にかかる司法判断は
その発動がnot for the proposalなのか
それともnever accept any proposalなのかということに
依っているということです。

さて最近のバイオベンチャーのエグジットは
多くの方がご存じのように買収によるものに傾いているわけで
投資家の多くも買収を前提に考えていると思います。
これはIPO後の市場がスタックしていることから
致し方ないことではあるとおもいます。

一方で買収者にしてみれば
どうか買ってくださいというポーズが
あまりにミエミエな雰囲気になっているとすると
買い叩くいいチャンスに見受けられるでしょう。

先のプレミアムを上げるという観点からは
投資家サイドが

 今買ってもらえないならいいですよ
 我々が追加投資しますから
 でも、あとになると高いですよ

というポーズを取れないとすると
ほとんどネタばれの状態で交渉することになってしまうのではと
危惧しております。
仮に個別の会社が言っていなくても
業界全体がそういう雰囲気であれば同じことだと思います。


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