バイオベンチャー創業記 オーナーになるとケチになる

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オーナーになるとケチになる

  • 2008/03/09(日) 00:00:01

空港というのは良く知人に出会うところで
つい先ごろもかつての同僚に会った。

ちなみに良く聞かれる質問1位は
「あれっ?社長なのにエコノミーですか?」


確かにかつて「従業員」だった時代には
いつかはファーストクラスで出張をしてみたいものだと思っていて
飛行機のクラスが自分の格付けのような気がしていた。
しかし今のメンタリティーとしては
とてもエコノミー以外に乗る気にはならない。
より正確にいうとエコノミー料金以外払う気にまるでならない。

いつか楽天の三木谷社長の話が雑誌に載っていて
上場してもずっとエコノミーに乗っていて
社員に
「社長、さすがに。。。」
といわれて
しぶしぶビジネスクラスに乗るようになった
ということだった。
その気持ちは分かる気がする。


多分そのセンスを分かつものは
オーナーシップだと思っている。


かつて私も従業員だったときには
費用を節約したところで
ボーナスが増えるわけでも
キャピタルゲインがあるわけでもなかったので
ひたすら会社から個人利益を抽出するメンタリティーにあったので
いかに高い費用を了承してもらうかということに
インセンティブがあった。

しかしながら現在は
大赤字の研究開発型企業で
投資家に資金提供をお願いしているので
限られた資金で如何に多くの成果を出すかということが
生命線である。

そうすると余分なものにお金を使うと
早くに資金が尽きることになり
不十分な成果のままに次の資金調達の必要が出て
より安い株価での調達を強いられることになり
同じ資金を調達するのに必要な株式数が増え
株式の持分が希薄化することになる。
従ってキャピタルゲインが経ることになる。
これは持ち株数の多いマネジメントにおいては
インパクトがより大きくなる。
しかも手金を切っているわけだから
自腹で果たしてそれにお金を使うかどうかという判断も働く。

ま、キャピタルゲインが減るだけならまだいいが
下手をしたらそのお金が
成果にたどり着くまでの
燃料の最後の一滴で
そのために会社がなくなってしまうことも
極端な場合予想される。

この辺のセンスというのは
マネジメントの立場になって初めて理解出来たことである。
この辺はお金に「ガッチリ」しているS取締役などは
本当に良く分かっていて
教えられることが大きい。

また当社の投資家もこの辺が本当に良く分かっていて
一緒に飲みに行っても
「じゃ、割りましょう」
といって、絶対に自分の分は自分で払う。
投資先の金で払わせることなど
決してしようとしない。
やはりオーナーシップを理解しているからだと思う。

お金というのは使ってしまえば無くなるものだというのは
財布の全体が見えていて初めて分かることで
予算という形で配分されている担当者には
その辺は頭では理解できても
感覚としては分からないのだと思う。

3月になって予算消化モードの会社や役所を見ていると
あーあ、と思ってしまう。
上手くオーナーシップ(少なくともその気持ち)を持ってもらえるような
仕掛けが必要なんだろうな。

それはそうと
ただでアップグレードしてもらえたときには
とても嬉しいのはオーナシップに関わらず嬉しい。


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