バイオベンチャー創業記 Merck inks NovaCardia acquisiton

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Merck inks NovaCardia acquisiton

  • 2007/07/27(金) 09:56:39

Merckが心疾患薬を開発するNovaCardiaを買収します。

novacardia


なんてこと無いLate stageの会社の買収なんですが
NovaCardiaのKW-3902というphIIIのリードプログラムは
うっ血性心不全の治療薬で
もともと協和発酵で開発されたものなのです。

KW-3902はアデノシンA1受容体アンタゴニスト[8-(noradamantan-3-yl)-1,3-dipropylxanthine]で
そもそもは利尿薬として1990年前半開発された物です。
キサンチン系のと非キサンチン系のがあるうちの前者で
A1>A2の選択性がかなりある結構面白い化合物だったのですが
他の薬剤に先を越され、埋没していたのです。

これをdomain associatesのpartnerであるDr. Eckard Weberが見出し
協和からライセンスを受けて
心疾患治療薬として開発したものです。

domain


このDr. Eckard Weberは経歴にあるように
まさにシーケンシャル・アントレプレナーで
いくつもの会社を立ち上げ、取締役になり
スポットで社長をやりながら多くの会社を成功に導いているすんごい人です。
こういうすごい人が日本にもザクザクでてくるといいですよね。

それにしても協和は惜しいことをしました。
$19.5Mが$350Mに育てられる可能性があったわけですから。


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この記事に対するコメント

お久しぶりです。KW-3902はそんなことになっていたのですね。全然知りませんでした。ビジネスとしてはともかく、最終的に役に立つ薬になってくれるのなら、作った甲斐があったというものでしょう・・・。

私が協和時代に作った化合物も、NCIに渡されて思わぬ適応が見出され、プロドラッグに変換され、フロリダのベンチャーにライセンスされて臨床に入りました。協和にも私にも(笑)全然お金にはならないと思いますが、副作用少なく効いてさえくれれば、と祈るばかりです。

  • 投稿者: Akama
  • 2007/07/27(金) 14:39:00
  • [編集]

あ、そうか
そういえば協和のご出身でしたね。

アメリカに身をおいて思うのは
こちらの人は薬を作るのに本当に貪欲で
決してただのサイエンスで終わらせないことです。
またそういう貪欲さだけではなく
それを支える経験が沢山ありますよね。

  • 投稿者: はる
  • 2007/07/27(金) 22:10:31
  • [編集]

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