バイオベンチャー創業記 謎のビジネスモデル

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謎のビジネスモデル

  • 2007/06/18(月) 17:47:43

とある創薬(?)ベンチャーが
欧州で承認済みの軟骨再生医療技術を導入して売るらしい。

「いまどき導入開発型@再生医療」
というすごいビジネスモデルである。

まずは軟骨再生をターゲットにした薬ということであるが
3つの疑問がある。

1つ目であるが、導入から導出まで1年半という「短期導出」だというが、そんな「しゃぶしゃぶ」に付加価値がどこまであるかということだ。ライセンス元の企業も当然日本を含めて製薬会社への導出を考えたはずだ。またその際に必要なブリッジング・スタディーをするCROサービスもある状況を知っているに違いない。(e.g. NovaQuest by Quintiles)それでも断念したのは、規制がその国では異なったり、開発が難しかったり、売り手がいなかったことによると考えられる。利益に執念深いベンチャーが諦めるにはよっぽどの理由があると考えるべきである。リサーチの結果、買い手のいそうなプロダクトの絞込みをしているとのことであるが、製薬会社も馬鹿じゃないし、情報も結構持っているし、リソースもある。その中で自分たちが知らなかったり、やれなかったりして、でも買いたくなるようなものなんてそうそうあるとは思えない。数十万円出せばPharma Project等のDBにアクセスできるのに、何億もはらって「しゃぶしゃぶ」しただけのプロダクトを買うというのは考えにくい。要は、欲しくなかったのである。

2つ。プロダクトが怪しい。導出元の会社はLondonに上場しているが、そんな承認薬を持っているにも関わらず時価総額はたったのp£9.02M(約22億円)である。社長の交代やら、他の開発薬の中断を含むリストラやらやたらと慌しい。根底にあるのは非常に規制に左右されるプロダクトラインであるということだ。おひざもとのドイツでも規制が変わったりでややこしいことになっている。

3つ目であるが、そういった事業を行うためにはライセンスなどの高度なコミュニケーションが必要になるが、その社長にそんな能力もそんな人を集められる人望も無い。前職も前々職も解雇同然に放り出されている。同僚の受けもそのさらに前の外資系製薬会社の時代から悪い。



最後に付け加えておくが
その社長とはかつて同じ職場にいたので私の見方にバイアスがかかっている。
まあ、かかるようになるに足るだけの理由があったのだが…

もう一つついでに書くと
J-TECには負けて欲しくない。先に再生医療1号承認になって欲しいものである。小澤社長がんばれ。


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