バイオベンチャー創業記 バイオビジネスの差別化

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バイオビジネスの差別化

  • 2006/03/24(金) 00:14:43

バイオ関連サービスでいくつかの領域では非常に差別化が難しいと感じている。
しかし面白いことにそういった業種においても意外にその差は良く分かる。

どんぐり


例えばCROサービス。臨床試験の方である。
プロトコールの設計であったり
お医者さんとのコミュニケーションであったり
メディカルライティングであったり
極めて労働集約的かつ属人的なサービスであるからだ。
多くの会社で差別化をギブアップしている。

いいと思っている会社でも
そのよさの源泉である担当者がよその会社に移ってしまったら
その会社の魅力は大きく減退する。
良い担当者を引き止めておくシステムがなく
通り一遍の給与体系しかなければ
その人はより高い給与、ポジションを求めて他社に行く。

実際にCROの選定を行う際に会社の能力よりも
担当チームのメンバーの経験で選定する製薬会社も多い。
「会社」として選ばれていない。

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こういった属人的であるといった問題を乗り越えていくには
恐らく4つの方向性があるだろう

A ナレッジマネジメント
B リソースマネジメント
C コストリダクション
D 規模拡大

後者2つは詳細を書くまでもないだろうが、例えばナレッジマネジメントは
 1. ナレッジを人から会社に吸い上げる仕組みを作ることと
 2. 教育によってそれを人に落とし込むことあるいはシステムで業務をサポートすること
 3. その結果としてのパフォーマンスを示すこと
の3つのプロセスがその中身になるだろう。

リソースマネジメントは良い人材を選択的に会社に引きとめ、そのパフォーマンスを最大限に生かす方向性であり、給与体系などのインセンティブプランや採用戦略がその中身になるだろう。

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「そんなことは分かっているワイ!」と言われそうだが、
ほぼ全数に近いCROを回ってみると
なるほど業績の良い会社はこれが完全ではないにしても
理解されたうえで実行されている。

まず、いい会社は窓口の設計がいい。
面談に出てくる人間が適切な人が出てくる。
恐らく組織設計と役割分担がうまく行っているのだろう。
これはリソースマネジメントの結果の一部である。

次にいい会社は明るい。
「なんじゃそれ?」といわれそうな主観的なファクターだが
傾向としてこれはある。
良い業績の結果ということもあるだろうが
自虐的なコメントは決して出てこない。

また経験のある社員と新進気鋭の社員のバランスが取れている。
どちらかだけでは物事は進まないものであるが
例えば新規事業部とか経営企画に優秀な担当者が配置されている。
そしてどんどん新しい方向性にチャレンジしている。

また、システム化とヒューマンオペレーションのバランスについて
取り組みがなされている。
どちらかだけでも片手落ちになるのだが、
ルーチン業務などバックオフィスの部分については
積極的なシステム構築にチャレンジしている。

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確かに業績が急激に成長していることで
成長痛のような綻びもあるのだろう
しかし停滞していることによる害悪よりは
手当ての施しようもその原資もある。

その綻びを指して
「あそこはどうだ」
と言われてみても
負け犬の遠吠えのように聞こえてしまう。

我々はサービスのユーザではないので
そのパフォーマンスに対してコメントすべき立場にないが
恐らくユーザーのレビューによってその選別は進んでいくだろう。

もっと真剣に成長の方向性と
そのための戦略について議論すればいいのになーと思う。
業界が活況なだけに気がつかないのも無理はないが…


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