バイオベンチャー創業記 そのまんま路線

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そのまんま路線

  • 2007/05/16(水) 20:25:01

今日の日経新聞にmixiの笠原社長のコメントが出ていました。

趣旨は「上場するとM&Aとか、とかく派手に動き回りたくなるところだがが
あえてそれをしないように我慢している」ということだったと思います。

別に氏は投資などを拒んでいるわけではなく
事業に関連しない分野への投資は行わないという方針だそうで
非常に合理的な判断だと思います。

恐らく投資家からのプレッシャーは相当なものだと思われ
既存ビジネスの拡大よりも低迷した株価を一気に上げるような
大きな施策に期待を受けているのではないかと想像します。

一方で別掲の記事としてそのmixiに投資をしていたネットエイジグループの話が出ていて
社長交代にともなってより投資サイドに事業がシフトするのではないかと
観測されていました。
ただ、ネットエイジに大きな利益をもたらしている投資は主としてmixiで
継続的に次のmixiを発掘できるかには疑問を呈されていました。

企業の成長が急であればあるほどに
その成長のスピードを維持できるような
新たな施策を打ち出すことに経営者はプレッシャーを受けていて
楽天などもその一例でさまざまな投資を上場後には行い
「旅の窓口」あたりまでは買収による拡大は成功していたような気がします。

ただいくら目利き力があっても
常勝あるいは確度の高い投資を続けるのは至難の業だと思います。

投資の確率を上げるためには
少しでも投資先に(良い)影響力を与えられることが重要で
馬券を買うよりも良い騎手になるほうが
リターンは増えるのだと思います。

そういった意味では
日本電産やGEがこれまでに行ってきたように
投資先(買収先)に注入できるような経営ノウハウがあったり
レバレッジが効くようなプラットフォームがあったりすることが
必要なんだと思います。

以前に私のいたY's TherapeuticsはAbmaxisという会社に投資をしていました。
これは投資としてかなりいいリターンになったのですが
(最近なぜかY'sのHPからこの件は削除されていますが)
当時CFOと投資に関してダウンサイドリスクをどうヘッジするかという議論をしていました。
結論としては投資として失敗したらその会社を吸収しようということで
当時Y'sにはお金とプロダクトがありましたが
プラットフォームと研究人材がいませんでしたので
投資でダメならそれを吸収すれば元ぐらいは取れるという算段でした。

単純な金銭だけの投資であると
厳しいそろばんをはじかないといけなくなりますが
戦略的な適合性のある会社への投資であれば
金銭以外の部分でバッファでき
万が一のときにも瓦礫の下から資産を拾うことはできます。
(それを理由にあまいそろばんをはじくのはいけませんが)

そうすると成長のためのM&Aを行うにしても
投資を行うための「軸」が必要で
それはやはり多くの場合には既存ビジネスになるのだと思います。
つまり「そのまんま」路線を継承しつつ
足りないピースや梃子を追加するのがいいということでしょうね。

ただ地方自治体は大きな手術が必要です。。。


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