バイオベンチャー創業記 Consulting and Incubation @Bio

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Consulting and Incubation @Bio

  • 2007/05/07(月) 00:00:01

ただ今ワシントン国際空港のユナイテッドのラウンジです。
ボストンで開催されるBIOに参加される方が
同じフライトに沢山乗っていました。
日経バイオテックのM田さんなどもお見かけしました。

同業でやはりBIOに参加される別の方と
先ほどまでお話をしながら
ちょっとinspireされたので
話題を一つ。

バイオでコンサルティングや
インキュベーションビジネスが
成り立つかどうかという話です。

 
成り立つかというと成り立つのでしょうが。
もう少しspecificに書くと
個人商店の域を出て
例えばIPOをするような
成長モデルの書ける会社ができるかということです。

まずコンサルティングビジネスは
コンサルタント個人個人の能力に強く依存します。
そうするとスケールメリットの働くビジネスではなく
スケールアップするとどうしても人材のクオリティーが下がり
結果的にパフォーマンスがいまひとつの会社になってしまいます。

コンサルティングのニーズは大きくは

 1. Growth (成長のための手段の獲得)
 2. Efficiency (効率の改善)

ですが、
特にバイオベンチャーで必要なのは
主に1のサブカテゴリーとしての
足りない機能の補完だと思います。
さらにこれには
アクセスしにくい専門機能の獲得と
フルタイムいらないポジションの補充があります。
前者の例としては薬事やライセンスの機能の補完があり
後者としてはHRやアカウンティングがあります。
スタートアップにおいてはコスト効率の改善のような
ジェネラルなコンサルティングはあまり求められない気がします。

また成長性に関しては
コンサルティングビジネスはプロジェクト獲得に売上が依存しますので
業績がfluctuateする可能性があります。
従って安定した成長性が描きにくいと思います。



インキュベーションビジネスはどうでしょう。

ITと違ってバイオ(特に創薬系)はお金がかかるので
小さな資金でできることが限られています。
最初に小さな資金で入れたEquity Investmentは
創業メンバーへのインセンティブとしてのシェアを除くと
後々のファイナンスのためには障害になることも多く
日本の専業VCで何社かはやっていますが
インキュベーションとしての部分で成功しているところは
少ないような気がします。


資本の構成に加えてもう一つ問題なのは
シーズのソースの問題で
ITの場合は自由な発想に基づいて
起業家自身がシーズをある程度のところまで
自分たちで成長させることができます。

一方バイオの場合は薬のネタはある程度検証の必要があることから
グラントなどでそれが実施できるアカデミアにあることが多く
そうすると「ややこしい」大学の先生がオーナーだったりします。
加えてその先はかなり細分化されたいろんな専門家の力が必要で
シーズの保有者自身がある程度のところまで引っ張るのも
なかなか難しい現状があると思います。
そうなるとその大先生を上手く口説いて
しかも変なしがらみを上手く断ち切れるものじゃないと
なかなかその後の開発が難しくなりません。

おそらく海外の承認薬で日本で未承認の薬を開発するベンチャーが多い
市場性以外の理由は
こうしたしがらみがあまり無いからだと思います。
(その点では当社は稀有です)


そうすると
インキュベーションビジネスとして
こういったしがらみを上手く断ち切り
かつ安定的にシーズを発掘し
最初のひと転がりをつけ
さらに次へうまくバトンタッチするのは
これまた会社のsustainabilityとしては
かなり疑問の残るところとなりそうです。


この2つのビジネスが成立するのかどうかは
私の中でもずーっとあるテーマで
今のところある結論は
成功した後の老後の余力としてしか
成立は難しいのかなということです。


それはそうと
先ほどから隣の席に座った老夫婦が
ずーーっと電話をしているのですが
ここでする必要の全くないような
天気の話がどうだとか
いまからSchool reunion(同窓会)に行くだの
僕が相手だったら確実に切れるような話を
延々とつづけています。
husbandが電話で話し続け
横にいる奥さんが相手に聞こえもしない突込みを
時々入れるという妙な電話の3本目です。
どうしてこの人たちはこんなに
電話好きなんでしょうね。

この彼らのNatureを知っていて
携帯電話会社がビジネスを始めたのだとすると
非常に先見の明があったと思います。


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