バイオベンチャー創業記 「アメリカに行きたいかー!?」

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「アメリカに行きたいかー!?」

  • 2007/03/16(金) 06:07:08

先日米国法人移転の話を書きましたが

我々の米国法人設立の話を聞いて
時々お問い合わせをいただきます。

私は米国進出を基本的にお勧めしないことにしています。
何故なら甘い考えの会社が多いからです。

米国に進出するには非常に大きなハードルがあって
それを乗り越えてでもなお行く意味が無いと
行ってもしょうがないと思います。

まずハードルその1は費用です。

JETROさんのプログラムは
スタートアップ企業を対象にしていて
そういう企業のうちで米国でビジネスを考えているところを
サポートするという趣旨ですが
実際には本当のスタートアップ企業で
米国にラボを持つのははっきり言って無理です。

ラボでオペレーションを行うには
最低でも年間1億規模の予算が必要で
それに加えて人件費があるので
年間2億円以上の予算が無ければ
動かしても意味が無いと思います。


ハードルその2はやはり言葉と文化の壁です。

米国に来るからには
米国でしかできないことをするべきで
こちらの人材を必要としていたり
こちらの取引先と近くにいてday to dayのやり取りをする
というのが前提のはずです。
日本から人を送り込んで
日本のラボのコピーを作るのであれば
そこだけ外界からisolateされた
「引きこもり」ワールドを作ることになってしまいます。

ただ、初めてのアメリカで仕事をするのはなかなか大変です。
ちょっとしたものを買うのでも
ちょっとした電気工事一つをするにしても
なんだか分からないnegotiationが必要になり
日本の感覚でいるとヤラれてしまいます。
弱肉強食というのがルールですから。

またこちらで人材を採用する場合には
いわゆる「外人」をmanageすることになるわけですから
いろいろな習慣や文化の違いを乗り越えて
コミュニケーションをすることが必要になります。
これは私の経験からなかなか大変なことで
必ず失敗します。
ただ失敗しても立ち上がれるだけの
気合があるかどうかが重要だと思います。


ハードルその3はビザの壁です。

現地で人を採用するのが前提ですが
やはり日本から人を僅かながらも
送ることは必要になります。
送らないとこれまた地獄です。

ただ、9.11以降、ビザの発給は厳しくなり
どのカテゴリーを選ぶべきかを含めて
それなりの戦略が必要になります。



こういった数々の障害を乗り越えても
なおかつアメリカでやる必要があって初めて
スタートラインに立てると思います。

尻尾を巻いて逃げていった会社は沢山あります。
逃げていこうとしている会社もあります。
ガッツとネットワークと能力が無いと大変です。

「それでも」という方は、
ご相談ください。

ultraq


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