バイオベンチャー創業記 aspirating money

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aspirating money

  • 2007/03/04(日) 08:27:18

AnGesMGが大型ファイナンスを発表しました。

12000株の公募増資と1000株の第三者割当(to 野村)で
最大89億円という規模です。
これは今年日本のバイオベンチャーで一説には150億円あるといわれる資金需要の
半分に相当することになります。

昨年は50万円を中心に下値を探っていた同社の株ですが
フラグシップ・プロジェクトであるHGFの遺伝子治療が
上市が近づいているのではないかという見通しに基づいて
年末より上昇をして直近では80万円という結構な株価をつけています。
会社側としたら資金需要があるのであれば
このチャンスを見逃す手は無いハズですね。
発行価格は13日から16日までの株価を参考に
その0.9-1を乗じた価格を仮条件とすることになっています。

週末時点での時価総額は728億円です。
基本的には増資そのものは株価に対してニュートラルのはずですが、
ただし、これは株価に織り込まれている期待値(資本に対するリターンが今回用途においても変わらない)が
今までと変わりがないという前提に立ちます。
したがって、もし会社が前回までに調達した金額だけで
HGFプログラムの上市が実現できると株主に説明していて
この増資が「余計に」必要になったものであるとすると
会社のリターンは変わらないわけですから
株主へのリターンは減ることになり
今回増資で10%発行済み株式数が増えますから
株価は理論的には90%程度に落ち込むはずです。

会社のリリースによるとその辺は良く分かりませんし
私はこれまで会社が資本政策に関してどのような説明をしてきたのかは
知らない立場にありますのでなんともいえませんが
今回リリースの記載と併せて
あくまで「想像である」という前提に立ってコメントすると
2002年にIPO後のフォローオン増資で調達した58億円は
Vical社などからの導入およびその後の開発資金を
説明しておらず(織り込んではいたかもしれませんが)
予想外に早くなくなったものと考えられます。
従ってその導入したプロジェクトが
HGFのプログラム同様に投資効率のいいものであるかが重要になります。
そこから先は株主の皆さんの判断です。

ところで株主の方がいらっしゃったら教えていただきたいのですが
アンジェスは黒字化がいつだと説明していて
それまでにあとどれだけ資金需要があると回答しているのでしょうか?
あと728+88億円という時価総額の根拠はどのように説明しているのでしょう。
最低でもそれ以上の収入が見込めないとmake senseしないはずなのですが…


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