バイオベンチャー創業記 懲りない会社

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懲りない会社

  • 2007/01/28(日) 09:57:50

ECIがまたやっています。

H19.1.5に新年早々発表した「特別損失の発生および中間業績予想の修正」です。

以前にも書いたヘパ細胞のライセンス(H17.5.31)先は
株主の田尻稲雄が社長を務める株式会社メディカルシステムネットワークです。
その際に5億円のアップフロントを売り上げとして計上しています。
にその権利は同日付で設立が発表された子会社のメディシスサイエンス(MSS)に移管されました。
この5億円がどう動いたかというと
株式会社メディカルシステムネットワークにおいては
単体では、関係会社長期貸付金1,753百万円の中に、
連結では、長期前払費用597百万円の中に計上
されています。

ECIにおいては売掛金として計上されたままでした。
http://ir.eol.co.jp/EIR/4567?task=download&download_category=yuho&id=883386&a=b.pdf
ECIMSSをH18.3.24に9000万円で買収して子会社化しています。
おそらくECIに対しての支払い債務である5億円を
H18.8.21には3億円の増資
H19.1.5の貸倒引当金および子会社株式評価損の計上4.42億
ちゃらにしているのではないかと思います。
まあ、完全に「行って来い」取引というやつですね。

まあこんなの朝飯前ってところでして、
2006年の前期の売り上げは約7000万円ですが
ファイナンス アンド テクノロジー インターナショナル
HIRATA CORPORATION OF AMERICA
の2社だけです。

じつはこの2社、いずれもECIの大株主の会社でして
前者は第4位の株主で第2位の株主の金 澤(Teak KIM)氏の会社
後者は第5位の株主の平田機工の米国子会社です。
つまり自己売買みたいなものだということです。

上場直前期(H.16)の売上高も478百万円のうち、
Teak Kim氏の会社であるF&T Intl. Inc. への売上、300百万円
松村眞良氏の会社である株式会社メドレックスへの売上105百万円
ですから毎度毎度の自己取引です。

Astra-Zenecaと契約といっていますが
ちゃんとお金をもらう契約になっているか怪しいところです。

あげるときりが無いのですが
給与1.1億円に対して1.1億円のコンサルタント料というのも
どこにどう支払われているのか
株主の皆様は検討されたほうがいいような気がします。

とにかくてんこ盛りの会社で
「バイオ界のライブドア」
の異名を持つだけのことはあり
同じ港陽監査法人で上場にこぎつけたところまで同じですが
その港陽にも逃げられて愛知県安城市に本部を持つ
かがやき監査法人がH18.3.24から監査人になっています。

H19.1.22にGEヘルスケア バイオサイエンスと研究機器の販売に関する包括提携を発表して
直近の株価は一時的に上昇していますが
これはMSSが研究機器の販売を行っていくという事業方針に矛盾し
MSSの販売能力が無いことを露呈しているようなもので
利益の前提であったマージンが
GEによって取られるわけですから
プラスに作用するとは思えません。
どういう契約内容は公表されていませんので
詳細は知る由もないですが
こういうところを株主の方にはぜひ突っ込んで欲しいと思います。

こういう会社がバイオ業界にいつまでいるのかという感じですが
毎年10億円の赤字ペースですから
キャッシュの残りが約30億円であることからすると
あと3年は生きながらえるのですねー。


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この記事に対するコメント

 昔の勤務先で関係会社が上場するからと取引を停止されて大迷惑を被った経験があるので個人的には上場会社でも関係者間取引は許されると思っています。
 実際になんらかの取引があるのに無いように見せかけるのも問題なので何処に計上するかの問題でご指摘のようになったのだと思います(ここに投資家を騙そうという悪意があるかどうかは判りません)。
 売上の中に関係者(株主)間取引であることを明示する情報公開をしないで済む制度(こここそが取引所の責任でしょう)とHaruさんのような証券アナリストがいないことが、一番の問題なんではないでしょうかね、、
 他の創薬ベンチャーも、共同契約先とのロイヤリティーとかの契約内容開示とか、承認後の市場を見込むための客観データなどの明示が無いので、評価が出来ないのが実状です。政治家の事務所費の問題と一緒で、情報公開の制度上の問題な気がします。まあ日本の個人投資家の多くはそんなものは見ませんけどね。

  • 投稿者: 石橋
  • 2007/01/29(月) 09:27:33
  • [編集]

ポイントはそこ(株主間取引)ではなくて
Uターン取引であることにあったのですが…

  • 投稿者: はる
  • 2007/01/30(火) 01:02:29
  • [編集]

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