バイオベンチャー創業記 Santa Claus came to Genmab

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Santa Claus came to Genmab

  • 2006/12/20(水) 23:26:43

昨日古巣のキリンが今後3000億円の投資をすると発表をして
お、少しは本気になりましたかと思ったところで
それをかき消すようなニュースが本日ありました。

GSKとGenmabの$2.1B(2500億)ディールです。
genmab

これはHuMax-CD20(ofatumumab)に関するものです。
HuMax-CD20はCD20をターゲットにした完全ヒト抗体です。
現在CLLとNHLについてはPhIII
RAとCMLではphIIの臨床試験が進行中です。

このディール額の$2.1はかつてBMSとImCloneが
Erbitux(cetuximab/抗EGFR抗体)に関して締結した$2Bを抜いて
史上最高額のディールとなりました。
$102Mのアップフロント、$357M(10%シェア)の投資に加えてM/Sの支払いを受けます。
Genmabは2008年までの現在の開発費を負担し
以降の開発費用は折半となります。
さらにGSKは製造、販売費用を負担します。
さらに最近のゴールドプランといわれるco-promotion rightをGenmabは保有します。

このディールの価格を押し上げるのはなんといってもRituxanの成功です。
RituxanはBiogenIdec/Genentech/Rocheによって開発され
年間2000億円を売り上げるお化け薬に成長しています。
HuMax-CD20が上市されれば確実に同じ市場に攻め込めるわけで
GSKがRocheの市場を奪える競合薬を手に入れられる意義は大きいといえます。

先日同じGSKによるフラグメント抗体会社Domantis買収の話を書きましたが
Domantis同様にGenmabUnibodyといわれるIgG4由来のフラグメント抗体の技術も持っています。
GSKはこれで開発されるCD20抗体に関するオプションも保有しています。
今回の抗体は完全ヒト化抗体です

GSKはキリンの3年間のM&A予算を
1ディールでつかっちゃったわけですね。
ちなみにキリンの3000億円はビールを含めた全事業分で
医薬事業だけのものではないようです。


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