バイオベンチャー創業記 Even fragments do well

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Even fragments do well

  • 2006/12/11(月) 21:43:28

今日Domantisがgskに$454Mで買収されるということが発表されたました。

domantis


このDomantisはまた抗体医薬の会社です。
Domantisの特徴はDomain Antibodies (dAbs) というVHあるいはLからなる
抗原認識の最小構成部位で抗体様分子を作るところにあります。

MAbs


いろんな抗体のフォームでアプローチするグループがあり
これまでの最小単位はFvといわれるVH+VLでした。
そのさらに半分の分子量13kDaというのは驚きです。
(でもこの技術はもともとは1989年に報告されたものです)

全長の抗体は動物細胞で発現させないと作れないのに対して
このフラグメント(断片)アプローチは
大腸菌や酵母で作れ、製造が安価になるという特徴があります。

他方、抗原特異性やアフィニティーが低下することや
Fcを介した抗体機能が損なわれるということが問題です。

Domantisは通常の抗体本来の機能ではなく
2つの分子を繋ぐ分子としてこれを利用しています。

同じような発想でAvimerという分子を開発していたAvidiaは
ことしの9月29日に$290でAmgenに買収されています。

抗体断片でのアプローチとしてはAblynxという会社などがあります。
ablynx

AblynxもP&GやWyethといった大きな会社とのディールに成功していまし
€40Mというヨーロッパではかなり大きい私募増資をしていますので
今後の展開が期待されている注目企業です。

ちなみにDomantisですが
もともとMRC-LMBが出自です。
このUKのラボはいろんな形で抗体技術に関わってきています。
2000年に設立されてから6年でここに到達しています。
シリーズBまでで$83Mという大きなファイナンスをしていまして
3iやMVMなど錚々たる顔ぶれが出資者に揃っています。
面白い技術の生まれる所からは
何度でも生まれるものなんですね。

それにしても
抗体医薬は流行ですが
バラバラになって尚、魅力があるのですねー。


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