バイオベンチャー創業記 いい会社

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いい会社

  • 2006/11/16(木) 22:05:26

いい会社というものの定義は
立場によって変わると思われますが、
その中で株主にとっていい会社として定義すると

  「株価の上がり続ける会社」

だと思います。

どんなにいい会社でも
株価が割高であったら株は買わないでしょう。
どんなに割安な会社でもそのまま上がらないのであれば買われないでしょう。
またどんなに正義に満ち溢れている会社でも株価が下がると分かっているものを
買い支えるような悠長な投資家で世の中は満ち溢れていません。
一過性に上がりすぎれば売られて
一過性に下がりすぎれば買われます。
したがって継続的にホールドしてもらうためには
継続的に株価が上昇を続ける会社でなければならないということです。


up



これまでに日本のバイオベンチャーは
公開後に大きく株価を下げています。
これは投資家が公開後に売却するからです。
何で売却するかというと
株価が下がると思われていたからです。
結果的には正解だったわけですが…


ではどうすれば継続的に株価は上がるのでしょうか。
株価が上がるためには当然本質的な企業の価値が上がる必要があります。
しかも継続性のためには企業は成長をし続けることが求められます。
IRをやれば一過性には株価は上がかもしれません。
しかしIRは本来企業が持っている価値を正しく認識してもらうためのもので
価値をあげるものではありません。


では本質的な企業の価値というのは何でしょうか?
私の考えるのは収益を生み出していける企業としての能力だと思います。
収益を生んでいる製品やサービスでもやがてはさまざまな理由で収益を生まなくなります。
そうすると新しい製品やサービスを継続的に生み出せる企業としての能力が重要なのだと思います。
例えばトヨタの場合、優れた車にその企業の価値があるのではなく
優れた車を生み出せるシステムに価値があるということです。


株価を上げるための収益力とはどういうことでしょうか。
買収などによって企業規模を大きくすれば
売上げは理論的には拡大しますし
利益も総和になることは期待できます。
しかしそれでは売上げと利益を積み重ねただけなので
増えた株式で割ると1株あたりの利益は変わらず
株価には影響を与えないと考えます。
合併による相互作用があって、1+1=3成るような効果があると
1株あたりの利益が上がり、企業として成長したことになります。


相互補完的な組み合わせの企業統合であれば
こういった作用によってそれが実現できることは比較的容易で
多くの経営者が手っ取り早い手段として採用するのも納得ができます。
この1株あたりの成長を企業買収を経ないで実現しようとすると
結構難しいと思います。



さて、実際に私たちの会社が株価を上げ続けるのにはどうすればいいのでしょうか。

企業は公開前の状態において株価は会社の言い値です。
無理をして実態以上に株価を引き上げても買ってくれる株主がいれば
その値段は通ってしまいますが
その後も資金調達を必要とするのであれば
次にはもっと株価を上げても大丈夫な余地が無ければ
やがては無理が破綻しいわゆる「ダウンラウンド」をやって
既存株主からの信用を失うことになります。

公開後になって株価を市場が決定するようになっても
Overshootした株価に業績が追いついてこなければ
楽天のように失望を持って受け止められることになります。
これは株価の制御が市場にある程度委ねられることになるので
会社としては預かり知らぬと思いたくもなるのでしょうが
やはり責任は少なからずあると思います。

そうすると公開前の状態においては
株価は企業価値に対して適正な価格を設定することが重要で
株価を上げたければとにかく企業価値を高めることに腐心しなければなりません。
また増資を繰り返すわけですから、企業価値を高くするだけではなく
1株あたりの企業価値を高めていくことが求められるということです。
株数が増えれば増えるほど価値の増大量が大きくなければいけませんので
どんどん大変になるということですね。



我々は来年初に増資を行う予定です。
株主の皆様のより大きくなる期待に応えられるように
ますますがんばらなければならないと気を引き締める次第です。
株主の皆様には公開した後も
売るのがもったいなくなるぐらいに
成長を続けていくような会社にしたいと思います。


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