バイオベンチャー創業記 バイオビジネスコンペ

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バイオビジネスコンペ

  • 2006/09/26(火) 21:27:03

ひとつ前々から疑問を持っている企画がある。
それは「バイオビジネスコンペ」である。

断っておくが特定のコンペをさすわけではなく
バイオビジネスの提案評価会のことを指し示す。

compe


疑問を持っているのは2つの点である。

まずは提案サイドに情報の秘匿性リスクが大きすぎる点である。

懸賞金100万円なのか
それとも1位になる栄光なのか
あるいはそこで獲得するパブリシティなのか
それはいろいろあるだろうが

一方でアイディアの秘密であったり
創薬ターゲットの秘密性など
失うものは計り知れない。
果たして先のアップサイドと比べて
バランスが取れるのかは疑わしい。

提案サイドがそういったリスクを抱えているという点では
評価サイドあるいは翻って投資を考えているサイドにとっても
あまり喜ばしい話ではないはずである。



2つ目の疑問は果たして評価そのものにバリューがあるかという点である。

ITなどの場合は
ビジネスモデルの企業価値に示す割合が高いと思うが
バイオで特に創薬・開発型ベンチャーである場合には
ビジネスモデルの選択肢はあまりない。

常々思っていることであるが
医薬品開発は野球のようなもので
決まったお手前があり
ボールを投げて
それを打って
ゴロだったら一塁に投げて
といった具合にセオリーがある。
それをいい選手を集めて
いかに確実にやるかという話である。
突然4年の開発が1年に短縮されるというウルトラCはない。
なぜなら規制ビジネスであるからである。

そういう意味では
アドバイスをする側によって
価値創造される部分などほとんど無く
議論はシーズの良し悪しか
対象疾患の設定に終始してしまうだろう。
それはもちろんBSやPLがめちゃめちゃだったら
直してあげなければならないだろうが
それは別の次元の問題である。


知る限りアメリカには
バイオビジネスコンペというものはない。
なぜなら上記の問題点をみんな理解しているからである。
シーズを持っている人はまっすぐVCに向かう。

これまでの日本では
一部のVCが情報を拾い上げるツールとして
バイオビジネスコンペを利用していた。
そこに純真無垢な研究者が集い
結構な秘密情報を公開してきた。

そろそろ見直すべき時期なんではないだろうか。


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