バイオベンチャー創業記 ロングテールは儲かるのか

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ロングテールは儲かるのか

  • 2006/09/12(火) 14:49:06

大方の皆さんもご存知だと思いますが
ロングテールの法則というの巷ではもてはやされています。
というか、もてはやされていました。

long tail


ロングテールというのは
パレート理論と相対する概念で
パレート理論とはよく「ニッパチの法則」といわれるように
上位20%が利益の80%をかせぐ的な話です。
これに対して
Webによる飛躍的なアクセスの向上によって
伸びたテールの部分が無視できなくなり
実はここからも収益を上げられるのでは
というのがロングテール理論です。

巷では

Web2.0というのが時代の寵児で
それはGoogleやAmazonに代表されていて
彼らはロングテールから収益を上げている

というのが、
印象なんだと思います。

じゃあ、ロングテールをやったら儲かるかというと
必ずしもそうではないようです。

本日の日経のウェブをみていたら
mixiなどの監査役をやられている
磯崎哲也氏のアマゾンとロングテールについての考察が目に留まりました。

氏はAmazonの財務諸表を持ち出して
粗利益率がどうのこうので説明しようとしていますが
ここは実は本質ではないと私は考えます。

本質はTailにアプローチするシステムの問題だと思っています。
すなわちGoogleやAmazonに代表される企業は
「自動化」あるいは「半自動化」と
あと外部の積極的な活用による「オフバランス」によって
このロングテールにアプローチしており
リスクを取らないでいいようなシステムを構築できているところに
味噌があるのです。

どういうことかというと
普通の店舗の場合、
品揃えを広げるためには場所が必要で
場所にはコストがかかり
それを棚卸ししたり、陳列するのにコストがかかります。
そうするとコストに制約があって
ラインナップには限界が来ます。
対してGoogleのAdsenseの場合
個別のサイトそれぞれの努力によって
自動的に広告が配信され
広告料が決済されます。
つまり広告枠の開拓には
Googleサイドでのコストがかからなくなっています。
またAmazonはとくに米国のケースにおいては
外部業者からの直接配送配送となっており
Amazon自身は在庫をあまり抱えないでよくなっています。
従って商品ラインナップの拡大には
Amazon自身はほとんどリスクを負っておらず
ラインナップを広げるのには
仮想空間に適切にツリー構造を設計するだけに
なっているわけです。

従ってロングテールにアプローチする
あるいはでき得る企業というのは
商品ラインナップや対象顧客層の拡大に対して
ほとんどリスクやコストを掛けないシステムを
有していることが条件になるのだと思います。
決してBrick & Mortar企業が真似していいはずはない訳です。

そんなことにだんだんみんな気がついてきて
Web2.0なら必ずロングテールで
ロングテールは儲かるというのは
幻想であったということで
退散を始めているんではないでしょうか。


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