バイオベンチャー創業記 Lucentis

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Lucentis

  • 2006/08/30(水) 12:24:25

本年6月の米国FDAの認可に引き続き
Swissでも血管新生型の加齢性黄斑変性症治療薬Lucentisの認可がおりた。

lucentis


Lucentis(ranibizumab)はGenentechの開発した抗VEGFーA抗体治療薬Avastin(アバスチン、bevacizumab)の部分断片である。
従って抗体分子の構造的な特徴によりターゲットの認識機能などは変わらない。

avastin


なぜGenentechがfragmentで開発したのかには実は理由がある。
薬価の問題である。
Lucentisは1 vial (0.5mg)当たり$2,000である。
これを患者さんは年間7回投与する。
対してAvastinは$2,200 per 400mg vialである。
つまり薬効成分当たりでいうと価格は約800倍異なるのである。
Systemicに投与するものと
局所に投与するものでは
投与量が異なるのはよくあることである。
Genentechは恐らくこう考えたと思われる。

Avastinでも恐らくAMDにはそれなりの効果がある。
しかし、薄めて使われたのでは儲からない。
何とか似たmoleculeでAvastinよりも効果が出るものがあれば
違う商品として申請したほうがよいだろう。
Fragmentなら同じ薬効で違う分子として申請できるに違いない。

ま、商売上手というべきか。。。


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