バイオベンチャー創業記 バイオベンチャー成功の秘訣

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バイオベンチャー成功の秘訣

  • 2006/01/28(土) 03:03:00

ライブドアの問題もあって
時価総額経営のあり方には疑問が今投げかけられている。
これは別段新しくも無ければ驚くことでもない。
アメリカではすでにエンロンをはじめとして多くの企業で問題になり、
そういった企業は破綻して行った。
その当時は実態価値よりもあがった時価総額を利用して
株式交換などの手法を用いて少しは実態のある企業を買収し
企業価値を固定化しようという考え方があった。
AOLがタイムワーナー買収はその一例である。

よく混同して考えられるが
時価総額≠企業価値
である。

日本は残念ながらその教訓からあまり学べていなかったようである。
我々が身をおいているバイオ業界も然りである。
バイオ業界は特にそういった「小細工」が通用しにくいと考える。
なぜなら「時間」と「レバレッジ」の問題による。

「時間」とは投資を行ってから「価値」が上がるまでの「タイムラグ」とも言い換えられる。
IT業界では投資を行ってから成果が得られるまでが比較的短期間であるが、
創薬はそうは行かない。
しっかり試験を行って仮説が検証されないと
本当の価値は上がらない。
その試験は臨床試験であれば年単位の時間がかかる。

また、ITにおいては組み合わせによって
価値を生み出すことが多い。
ネットワーク技術にコンテンツを乗っけると
価値を生み出したりする。
すなわち「レバレッジ」が利く。
バイオ業界もそういった組み合わせの妙はもちろんある。
しかし一般的には薬の開発は戦略を決定した後には
淡々とことを進めるより他に逃げ道は無い。

したがってバイオにおいては
実態以上に上昇した時価総額は
必ずクラッシュする。
時価総額を上げたいのであれば
「真の」企業価値をあげるより他に
手立ては何もない。

そうするとバイオベンチャーの成功の秘訣は何か?
実は当たり前のことをしっかりやることだと私は考える。
難しい金融工学はいらない。
特別な経営ノウハウもいらない。
信じられるシーズを選んで
最良の開発戦略を構築したら
それをしっかりと進めていくこと、それが近道だ。
結果がなかなか出てこないので
気の迷いも生じるであろう。
一番当てにしていた対象疾患に対する効果が薄く
2番目、3番目の疾患にしか効かなかったりもする。
それでも採算が取れるのであれば
前進するごとに「真の」企業価値は確実に向上する。

だから信じるに足るシーズを選んで
それを信じてくれる社員を入れて
みんなで愚直にやっていきましょう。
我々はそんな会社をお手伝いしたい。

by H


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