バイオベンチャー創業記 2012年02月

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パイを大きくする話と、分け前をどうするかという話

  • 2012/02/15(水) 00:00:01

定義にもよるんでしょうけど
日本で上場しているバイオベンチャーは
私のカウントでは最近上場したカイオムまでで30社で
これまでに要件の問題でdelistされた1社を含めても
上場すると不思議と消滅することが無くなるようです。

一方で、上場予備軍と呼ばれている層の会社は
おそらく上場している会社数よりも少なく
また最近の資金環境の悪化を考えますと
スタートアップをさせるのはさらに難しく
ピラミッドが逆さになっているという
歪な業界構造になっているように思えます。

その上場しているベンチャーの中には
どうも明らかに迷走をしているところも出ていて
特にリーディングポジションに居ながら迷走を始めたところまで出てきたのは
新しいステージに業界が入った画期的なサインなのではないかと思います。

まあこういった話は別に日本に限った話でもないのでしょうし
漏れ聞こえてくる話の真偽の程もよくわかりませんので
個別の話についてのコメントは戯言に過ぎないのですが
共通して見られるのは
パイの分配の話にフォーカスがあって
パイを大きくする話で無くなってしまう傾向で
とても残念なことだと思います。

おそらくそういった会社は既に寿命が来ていて
そうなると残されている道は
再生か終了かであって
living deadのまま維持されるのは
極めて不健全なことでありますし
後進のためにならないことだと思います。

残念ながら今の日本には
業界を超えてあるいはそもそも国全体に
そういった話がそこここにあって
子孫に美田を残すどころか
朽ち果てた畑を残してしまうことになるのではないかと危惧します。
これじゃとても居酒屋談義にしても
「最近の若者は…」
なんてことを言える資格がなくなっちゃうのではないでしょうか。

もっと適正に新陳代謝が進むメカニズムを作って
未来に向かってパイを大きくする話をしたいですね。
もう少しまともな日本をバトンタッチできるように。


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新しいエコシステムについて

  • 2012/02/05(日) 20:29:48

先週大阪で開催されていたBIO ASIAに参加しまして
いろいろな会社とお会いさせて頂いたのに加えて
パネルディスカッションなどを聞いていたのですが
バイオ業界はとにかく厳しい状況であるというのは
どこからも聞こえて来る話です。

しかし業界全体でいうと
別に患者さんがどこかに消えたわけでもありませんし
高齢化に伴ってむしろ医療費は増加の一途で
縮小している訳ではありません。

従って、問題を突き詰めて言うと
5-10年前まで比較的好調だったシステムが
どうも環境変化についていけずに破綻し
喘いでいるというだけのことだと思います。
確かに欧米を中心にかつ新薬を中心として回ってきたシステムに
中国やインドといった新興国や
ジェネリック薬やバイオシミラーの存在が
業界のシステムの中で見過ごせない役割を担うようになり
新しい枠組みを作らなければならないということなのでしょう。

一方で、そこここで問題と言われているお金の側面からいうならば
お金を循環する仕組みを新たに作るということが課題だと思っています。

よく医療費の高騰そのものを問題視されることがありますが
仮に医療費あるいはもっと具体的に医薬品費が上がったとしても
それ自体が問題では無いと考えています。
その医薬品費がその後で製薬会社から従業員や研究開発投資や他のプレイヤーあるいは税金を介して
国内に環流して新たな循環を作れているのであれば
むしろお金の流れを作るドライバーにこそなれ、阻害要因にはならない筈です。
一番の問題は医療費が余所の場所に流れていってしまうことだと思っています。

では「お金を良く循環させる仕組み」を作るにはどうしたらいいか。

ここまでは民間も政府も共有できる課題だと思うのですが
ここから日本の政策には大勘違いがあると思います。

お金は、その性質として、流れるのです。
しかも極めて効率的に流れる道を探します。
流れない時は、流れるのが得策では無い時です。
従って、お金を流すためには障害を取り除くことが重要であって
ムリに流そうとしたり
お金をせき止めたりしてはいけないのだと思います。

果たして
今の日本の施策はどうでしょう?
例えば、産業革新機構はお金を流す障害を取り除く役割を果たしているでしょうか。
8000億円ものお金を無闇に堰き止める結果になっていないでしょうか。

先般ある銀行の方と話をしていたのですが
今はお金を貸すところがないと言うのです。
銀行がお金を貸す対象というのは
主に設備投資であって、新しい工場を作ったり
その運転資金になるそうですが
そういった設備投資をすることに
意欲的になれるような未来を
政府は指し示すことが出来ているでしょうか。
しかもそれをグローバルなコンテクストの中で。

隣国の中国や韓国、台湾あるいはシンガポールを見ていると
政府の、殊バイオに対する姿勢は極めて意欲的かつコミットされたものです。
そういった環境の中であれば
大きな勇気を持ってお金は流れ始めるでしょうし
実際にその勢いを感じます。

私たちも蛮勇で投資をしたり
新たな挑戦に飛び込む訳にはいきませんから
政府の約束された姿勢が少しでも明確になることを願って止みません。

米国の景気は実感として底を打っている気がします。
日本がこの局面でも立ち後れないことを願って止みません。


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資金調達と臨床試験開始について

  • 2012/02/01(水) 10:00:01

会社として正式にPress Releaseをだしていますが、
資金調達と臨床試験の開始をしております。

REGiMMUNE Initiates Phase I/II Clinical Trial for GvHD
Market Wire

臨床試験はGvHDという骨髄移植(など血液幹細胞移植)に伴う拒絶の抑制を対象疾患として行いますが
既存の免疫抑制剤を用いる既存の治療法で大多数の患者さんの死因となるガンの再発や感染症といった問題を
改善できる可能性に挑戦をしています。
これを支援して下さる投資家の皆さんの皆さんには感謝をしております。

引き続きよろしくお願いします。


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