バイオベンチャー創業記 2009年09月

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カイオム、抗体医薬品でノバルティスと提携

  • 2009/09/22(火) 10:18:16

カイオム、抗体医薬品でノバルティスと提携
というニュースが昨日の日経新聞朝刊に掲載されています。

カイオムは私たちの会社と同様に
理研の技術をベースに設立されたベンチャーで
いわば兄貴分にあたりますが
他社のようにマウス細胞による抗体ヒト化技術では困難なものを
ニワトリ細胞を用いて抗体ヒト化を実現するADLib技術を持っています。

こうして協和発酵との提携に続いて海外企業と提携が実現したのは
技術の優位性のみならず
藤原社長を先頭にしたメンバーの研究開発、営業努力によるものだと思います。

日本のベンチャーも少しずつ成果が実るところに来たようで
非常にうれしく思います。


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バイオベンチャーで働こう!

  • 2009/09/18(金) 12:00:01

少し前に現在製薬会社で働く知人から
バイオベンチャーで働いてみたいという相談をうけまして
バイオベンチャーで働くということがどういうことか
製薬会社との比較で回答したので
ちょっと参考までに書いてみます。

ベンチャーで働く場合
おそらく製薬会社での働き方と根本的に考え方が異なり
よく”wear different hats”という言い方をしますが
いろいろなroleを取る必要があります。
これは大企業と異なり必要なfunctionの数より頭数の方が少ないので
そういう必要が出ることによります。

一方でperformする人の取り得るresponsibilityは無限で
できる人はより与えられ、成長するという感じになります。
与えられる仕事を待っているようなタイプにはあまり向かず
「これやってみませんか、やれると思います」という感じで
ガンガン提案して実行できるようなタイプの方が
向いていると思います。

ただ誤解が無いように書いておきますと
ベンチャーにいけばポリティクスがないとか
自由とかそういうことはなく
小さいながらも「しっかり」フラストレーションになることはあります。
これは人間同士で働く限りにおいては
必ず主義主張の違いによる軋轢は存在します。
主張の狭間に埋もれてしまい
窮屈になって出て行く人は結構多いと思います。

あとベンチャーは企業とそのものが成長しているので
その成長過程において個人としても成長しないと
求められる能力がどんどん大きくなるのに気がつかず
振り落とされる可能性はあります。

shigoto


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USでもバイオのIPOが再開されている

  • 2009/09/18(金) 00:00:01

日本では昨日のエントリーのように
バイオベンチャーの上場が続いておりますが
実はアメリカでもIPOの再開が話題になっています。

カンバーランド(Cumberland Pharmaceuticals)は8月にNASDAQに上場を果たしています。
cpi


さらにタレクリス(Talecris Biotherapeutics)が2007年に諦めた1000億円調達の上場のリベンジで
500億円調達の上場を目指してロードショウを行っています。
Talecris


もっともCumberlandはUBSが主幹事で約70億円の調達を果たしていますが
正確にはバイオテック企業というよりも
上市するプロダクトを3つも持っているスペシャリティーファーマといえるかも知れませんし
Talecrisにしても2008年には1400億円($1.4 billion USD)も売り上げて
約65億円($65.8 million)もの利益を上げている黒字企業です。
しかしながら少なくとも15ヶ月ぶりの創薬関連企業の上場であり
最後になったBioheart の調達額5.5億円というさみしい上場に比べたら
上場らしい上場であったといえると思います。

現在HaywardのAntheraとかSeattleのOmerosのIPO準備中とのことですが
ほとんど再チャレンジ組ですね。
果たしてこのIPOの窓はいつまで開いているのでしょうか。

ちなみにOmerosには日本の投資家が意外に多いのでびっくり。


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キャンバス上場 バイオベンチャー2.0の幕開けか

  • 2009/09/17(木) 19:00:01

キャンバス上場おめでとうございます。

CanBas



まだ初値がついておりませんので
いわばまだお産の途中なんでしょうが
こうして久しぶりに創薬ベンチャーが上場したことを
本当にうれしく思います。

またデ・ウエスタン・セラピテクス研究所にも上場承認がおりたそうで

dwti

こんな市場環境のなかでもこうして力強く
バイオベンチャーが上場していく様に
創薬に対する世間の期待が大きさと責任の重さを感じます。

本当に創薬を目指すベンチャーが
社会貢献を通じて成長していくバイオベンチャー2.0の幕開けとなることを
祈念しています。


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セルソーター探しています

  • 2009/09/14(月) 11:01:11

どなたか中古のセルソーターを譲っていただける企業、研究機関(個人でももちろん、いらっしゃれば)はありませんか?

BDの機種ならAria
CoulterならEPICS ALTRA HyperSort

などソーティングと多色染色(検出)ができるものを探しています。
最新機種を導入して古いものがいらなくなったとか
会社がXXXになりそうとか
理由は問いませんので
ご連絡ください。


アメリカだと中古品ってバンバンでるんですよね。
会社のターンオーバーが早いので。


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重すぎるんでないですか、大日本さん?

  • 2009/09/04(金) 00:00:01

大日本住友製薬が米国の中堅製薬会社Sepracor(セプラコール)を買収する。

DSP
SEPR


主には11年に上市予定の統合失調症新薬「ルラシドン」をにらんで
米国での販売網獲得が目的
だとしているが
2500億円という買収価格は波紋を呼んでいる。

Sepracorは呼吸器系や中枢神経系に特化したいわゆるスペシャリティーファーマであるが
通常こういった会社の買収価格は売り上げの3倍程度が相場である。
しかしSepacorの売り上げは10Kによると2008年のNETで$1.2Bであるから
約700億円のDebtなどを考慮すると3.5倍と少々割高である。

ただ今回は全額金銭による買収なので
統合後のEPSはのれん代の償却をのぞけば単純に上がることになり
借入金の金利負担を考慮しても割安になる。
(プラス預金減による金利収入減で年間50億円ぐらいになるはず)
これなら、いいじゃないか?
ところがSepracorのパイプラインには2つ問題がある。

1つ目は2008の利益の80%を稼ぐ主要製品の特許が2年で切れることである。
日本と違ってアメリカでは一気にジェネリックがなだれ込むので収益は激減する。
現に10KによるとTevaが参入を図っていて早くも法廷闘争モードになっている。

2つ目はSepracorの得意とする光学活性体、活性代謝体の新薬開発が
今急激に難しくなっていることである。
Sepracorは睡眠薬LUNESTAを2007年9月にgskにライセンスし
gskはこれをEMEAに承認申請していた。
ところが今年の4月になってEMEAはこれを新規性分として認めないとした。
つまり承認はしますがこれはジェネリックですよと言われたのだ。
これでは意味がないのでgskは承認申請を取り下げSepracorとの契約を解消しています。
これはプレスリリースにはありませんがシレっとSECのファイルに出ています。
つまるところ得意とするビジネスモデルが危機にさらされているということだ。

まあ百歩譲って販売部隊に価値があるとすれば
それはいいのかも知れないが
そうなるとやはり2500億円の買い物は
現状で3900億円の資産の会社のバランスシートをリスクにさらすことを考えると
厳しいチャレンジかも知れない。

それよりうちの会社なんかいいと思うんですけど
アレルギーとかやってますし
Ambisomeでなれていらっしゃるリポソームとか。
でもなぜか日本の製薬会社は海外にあまく日本に厳しいんですよね。
先のはなしもそうだし。


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告知:慶應義塾フォーラム

  • 2009/09/02(水) 00:00:01

こんなのやります。
よろしかったらご参加ください。

大学の研究成果を発展させる米国バイオ系ベンチャーの活動
開催日時 2009年9月28日(月)14時~17時
開催場所 慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール


Acucelaの窪田氏やヒューマンメタボロームの曽我氏が他にプレゼンター・パネリストとして参加されます。


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