バイオベンチャー創業記 2007年12月

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来年もよろしく

  • 2007/12/28(金) 00:00:01

故あって年末も年始もばたばたしていますが
一応、本年の営業は公式には本日までです。

アメリカと日本の両方で仕事をすると
社長というのは割を食う仕事でありまして
いずれかが営業をしていると
仕事をすることになります。
従って最も休日の少ない役職です。

さて本年もいろいろありましたが
総括としては良い年でありました。
会社の事業は極めて順調に進捗し
予想以上の成果をあげることが出来ました。

考えて見ますと
最も良かったと思えることは
いいチーム作りを出来たことで
今年のはじめにはT吉さんとU子さんと私の3人
+I先生(+そのにぎやかなR研の仲間たち)という小所帯でしたが
年明け早々の3日にアメリカで口説いたボードメンバーのSリーが月末に参加し
AccountingのYさんやOffice managerのIさんやら
続々と強力なスタッフが参画し
夏以降は開発サイドにOマー君+Aミーさん
そして10月にはいまや当社のダイナモとして活躍する執行役員のO子さんと
本当に良いメンバーに恵まれました。

また忘れてはならないのは投資家の皆さんで
RGI社が本当に恵まれていたと思うのは
パワフルかつ親身なVCの担当者の面々に恵まれたことです。
なんといいますか一緒になって育てていこうという一体感があると思っています。

私を含めていろんな人が
こうして大事に思う会社であるということが
RGI社の最大の強みであると私は思っています。
それによってどんな困難な状況に直面しても
みんなで打開していこうというパワーが結集されて
こんなに悲観的な業界の環境下においても
結果的にはいつも「なんとかなってきた」のではないかと思います。
そんなに愛されている会社がちょっと羨ましいです。

早いもので創業から1年と9ヶ月が過ぎようとしていますが
2008年はBig Leapの年になると思います。

来年もよろしく。
来年は4日から営業です。


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おやつに雷おこしを食べるか

  • 2007/12/26(水) 23:53:38

私は生まれは東京ですが
小さい頃の大半は静岡県の浜松で過ごしています。

浜松といえば

うなぎ、うなぎパイ、みかん(本当は三ヶ日町)、お茶、ヤマハ、ホンダ(あるいは楽器やオートバイ)、スズキ(これも本当は可美村(後に浜松に併合))

が思い浮かぶところだと思います。
確かに何れも名産ですし
生活に深く関わっています。

例えばクラスを見渡すと
お父さんがヤマハやホンダで働いている人はザクザクいますし
給食に出てくるフルーツといえば
やっぱりみかんや冷凍ミカンが定番です。

しかし、世の中で勘違いをしている人がいるらしく
浜松に住んでいたというと

「じゃあ、おやつはいつもうなぎパイ?」

とか

「給食にうな重って出る?」

とか聞く人がいます。
じゃあ、聞きますが
東京ではおやつに雷おこしを食べますか?
給食に江戸前寿司が出ますか?

地元でうなぎパイはそんなに食べませんし
うな重は給食に出ません。
でもたしかに体育の時間は良くサッカーばっかりしていました。


ちなみに
赤福が今年問題を起こしたことにより
人気のお土産No.1に「うなぎパイ」が昇格したそうです。


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今際の際

  • 2007/12/17(月) 16:24:53

そろそろエフェクターは今際の際のようです。

予定していた第三者割当増資が
増資先企業がお金を払い込まずに
流れてしまったそうです。

しかもちゃっかり同時に言われたストックオプションだけは分捕られて
完全におもちゃですね。

HPにお詫びというのが載っていますが
「例の」目論見書のように謎な表現がいっぱいです。

例えば

"事業基盤の回収エンジンとしての子会社事業の刷新と拡大"

  「収益回収エンジン」ではなく
  「基盤」を回収するというのは
  具体的には基盤を回収しちゃうの??

とか

"利益体質の見える企業への変換を図っている"

  「利益が見える」ではなく「その体質」が見えるというのは
  結局利益は見えないということ??

そして得意の
"ECI301/eMIP*癌治療薬開発プロジェクトは、前臨床試験段階にあり"

  例によって具体的に何をしているのか全く不明な書きっぷりです。
  そもそもGMP製造をして臨床に入るって言ってませんでしたっけ?
  目論見書でもこれを前臨床って書いて散々突っ込まれたのに懲りてないのか?

と突っ込みどころ満載です。


ちなみに最近出た四季報のECIに対する書きっぷりがいいんですね。
辛口の私も脱帽です。

慢性赤字

アストラゼネカ等からの研究対価は雀の涙。
GEヘルスケアバイオサイエンス社との包括提携も芽吹かず。
美容医療子会社の貢献も焼け石に水。
ガン治療薬の米国申請計画で研究開発費多い。
CF好転見通し難。
期初単独繰越赤字23・3億円。

増資(筆者注:実際にはこれはコケた)

継続企業前提に疑義。
ファンドに7・62億円三者増資、当座の事業資産確保だが
売り上げ不足慢性的で見通し難。



しかし今回の騒動をうがった見方をすると
結構いろいろ裏があると思われます。

何故なら増資のニュースは
詳細を公表しなければ
あたかも増資が出来たような印象を受け
株価を上昇させる効果がありますが

そのあと

 「払い込まれませんでした。失敗です。」

といえばこれは明らかに株価が急落します。
ECIが空売りできる銘柄かどうか知りませんが
東方XXとグルになっている仲間が
騰がったところで売って
悪いニュースを出して下がったところで買い戻すことも可能ですね。

つまり本来ECIは

  「増資が出来ました」

という発表をするべきではなく

  「増資が出来そうです。でもまだ予断を許しません」

と発表すべきだったのでしょうね。

そういう意味でECIはもうそういった怪しい人たちに絡まれる
Living Deadになってしまったのでしょう。

とりあえず
あまりいい影響を与えていない会社が去るのはいいことですが
業界としてダメージがあるのは残念なことです。


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Do The Right Thing

  • 2007/12/12(水) 00:21:49

我々の会社が
まだ何も無くてヨチヨチ歩きだった頃から
我々は我々は2つのポリシーをもって
今の開発と会社をやってきました。

1つは「売れる薬」を作ること
もう一つは「ドメスティック No.1よりも世界標準」を目指すことです。

最初のポイントに関しては
今の日本のバイオベンチャーの中には
残念ながら「開発できる薬」を作っている会社があると思います。

薬を開発してPoCを取るだけだったら
開発の難易度は遥かに低いと思います。
海外で上市されていて日本で売られていないというドラッグラグは
確かに解消すべき問題ではありますが
これは何もその会社でなければ開発できないものではなく
誰でもできるものなので
アンメットメディカルニーズなどという言葉で
いくら化粧をしてみても
社会的な意義は低いと思います。

医薬品開発の本質は
困っている患者さんに対して
他に選択肢が無い優れた薬を提供することにあり
ひいては製薬会社がパートナリングをしてくれるような
「売れる薬」を開発するところにあると考えます。
これは「開発できる薬」を開発するよりも
遥かに困難ですが
社会的な価値のある作業であると思います。

2つ目のポイントである「世界標準」に関しては
何度も書いている話ですが
海外バイオニュースをみていていつも思うのは
毎日のようにどこのベンチャーが何百億円のディールを製薬会社としたとか
何千億円で買収された話が踊っているのに
一つも日本の話が無い!
日本のシーズが世界に対して劣っているとも思えず
実際に元をたどれば日本のシーズの品目も沢山あることを考えると
これはビジネスのやり方が間違っているとしか思えないのです。

いいシーズを持っているだけではだめで
世界に受け入れられる形で開発しなければなりません。
また開発するだけでもダメで
買ってもらえるようにアピールをして
厳しいネゴで勝たなければなりません。

これほどまでにグローバル化した製薬業界で
ドメスティックな世界だけしか見ないのでは
しかるべき評価がつかないのは当然です。
持つべきネットワークを有し
持つべきコミュニケーション能力を持たなければ
対等には戦えないでしょう。

我々はそんな力が全く無かったころから
そういう目標を持って
足りない力を素直に認め、これを獲得し
世界と戦える力を身に付けてきました。
恐らく日本のバイオベンチャーの中で
対グローバルという点においては
最も戦闘能力の高いチームを持っていると
我々は自負しています。

そしてそんな我々の求心力となっているのは
確かなシーズと
正しいことをしているという自信。

Do the right things

神様は見ています。
そしてその神様は
今日、我々に少しだけ微笑んでくれました。


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ドジョウは何匹いるのか

  • 2007/12/07(金) 15:03:27

先にMedImmuneにつづいてBiogen IDECがCarl Icahnによって
"Price Tag"が付けられた話をしましたが
今度はGenzymeだそうです。

IcanhのIcahn Capital Management LPが
約100億円でGenzyme株の1%弱を買いました。

Biotech銘柄だけではなく
かつてはMotorola、Blockbuster、TWAを手がけたBillionaireですが
バイオの3匹目のドジョウを捕まえるべく
今度はGenzymeの株を買ったようです。

これに対してGenzymeのCEOは昨日声明を出し
"Genzyme’s Not For Sale, Despite Icahn Stake"
と突っ張っています。

たしかに今年の9月末のおそらくIcahnが買ったということがもれ始めたと想像できる時期以降
株価は急に上昇していますが
それ以前にGenzymeの株価が特に不振だったということもなく
外的な要因を除けば
売却を後押しされるような話もないと思われます。

ただIcahnは既にゴールデンパターンを築きつつあり
これが終わったらまた次の案件を手がけるような気がします。

果たしてドジョウは何匹いるのか。
ここまで行くとかつてのジョージ・ソロスのように
話題が流れを作るという向きになっているようです。


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辛いもの

  • 2007/12/03(月) 18:00:24

恥ずかしながら
私は辛いものが苦手です。

辛いものが嫌いというだけではなく
体質的にダメなようで
辛いものを食べるとおなかをこわします。

先日、家でご飯を作ってもらえなかったので
近所のココイチに出かけたのですが

店員さんに

店:辛さは普通でよろしいですか?

と聞かれたので

私:辛くないのにしてください

と答えました。

店:甘口でいいですね?

と詰め寄られたので(←そういう気がした)

私:それでお願いします。(小声で)

と答えました。

すると店内に響き渡る声で

店:カキフライカレー「甘口」で一丁お願いしまーーース!

と。。。

何のために小声で言ったか分からないじゃないかー
なんとなく周りの視線が
(辛いもんが苦手でココに何しに来てるんじゃ!?)
といっているようで
居心地が悪く
そそくさと「甘口」のカレーを食べて
逃げるように店を後にしたのでした。


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