バイオベンチャー創業記 2006年08月

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Lucentis

  • 2006/08/30(水) 12:24:25

本年6月の米国FDAの認可に引き続き
Swissでも血管新生型の加齢性黄斑変性症治療薬Lucentisの認可がおりた。

lucentis


Lucentis(ranibizumab)はGenentechの開発した抗VEGFーA抗体治療薬Avastin(アバスチン、bevacizumab)の部分断片である。
従って抗体分子の構造的な特徴によりターゲットの認識機能などは変わらない。

avastin


なぜGenentechがfragmentで開発したのかには実は理由がある。
薬価の問題である。
Lucentisは1 vial (0.5mg)当たり$2,000である。
これを患者さんは年間7回投与する。
対してAvastinは$2,200 per 400mg vialである。
つまり薬効成分当たりでいうと価格は約800倍異なるのである。
Systemicに投与するものと
局所に投与するものでは
投与量が異なるのはよくあることである。
Genentechは恐らくこう考えたと思われる。

Avastinでも恐らくAMDにはそれなりの効果がある。
しかし、薄めて使われたのでは儲からない。
何とか似たmoleculeでAvastinよりも効果が出るものがあれば
違う商品として申請したほうがよいだろう。
Fragmentなら同じ薬効で違う分子として申請できるに違いない。

ま、商売上手というべきか。。。


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トムソーヤの冒険

  • 2006/08/27(日) 23:41:00

オフィスのお引越しを近々する。
場所は田町になる。
田町といえばAnges MGが駅前にありますが、
反対側の芝浦方面です。

ビルはこんなんになります。
ビル


オフィスは6Fです。
プレート


腰痛もちなので
ぎっくり腰になってもいいように
接骨医の入っているビルを選びました。
(嘘です)

実はオフィスの入り口があまりにもシャビーなので
Ent B

何とかしようということになったのですが
あまり予算をかけるのもばかばかしいので
他のフロアを見学した結果
「ドアの色を変えると随分様子が違う!」
ということで
早速同僚のアミが塗装工事の見積もりを取りました。


ドア3枚の塗装工事 12万円
???!!!!


「これ高すぎないか?」

「高いですよねー」

「これだったら俺がやるよ」

「やってください。」

「・・・・」

と成り行きで塗装工事を受注してしまいました。


休日に一人で行くのもばかばかしいので
6歳になる娘に

「ペンキを塗るんだけどやらない? 面白いよー」

と水を向けると

「やるやる!」

と二つ返事。
どこかで聞いたような話だなーと思いながら
その日がやってきました。

近所のシモジマで塗装工事用具一式を購入してきました。
シモジマ

占めて1万2千円。


何も無い

オフィスは什器も搬入されていませんし。
内装工事前なのでまだ何もありません。


娘はペンキが塗れると大はしゃぎ

やるぞー


ところがこれがトンデモナイ間違いだったのです。
好き勝手にペタペタと塗りたくり

「あ、お父さん窓塗っちゃった」
「あ、ペンキたれちゃった」
挙句の果てには塗りたてのドアにどーーーん。

一人で来るんだった。。。

後悔しながらも
私を駆り立てるものは
アミが
「社長がやるっていったら業者が驚いていましたよ。
難しいんですって。」

クソ、業者にできるもんは
俺にもできるワイ。

そして悪戦苦闘の結果
どうにか完成したわけです。

ほぼ、1日仕事。

トイレ


Ent A


でも、これで12万円なら悪い仕事ではない。
ヤッパリ。


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苦手なもの

  • 2006/08/22(火) 01:09:49

苦手なものの1つに辛いものがある。
カレーとか韓国料理(除く焼肉)、四川料理は苦手の範疇である。

今日はとあるインド企業の人と夕飯を食うことになった。
日本風がよかろうと寿司を提案したところ
ベジタリアンだという(結構な割合で居る)ので
どうしようかと思案していると
インド料理の店はどうかと逆提案があった。

インド人は日本に来てもカレーが食いたいのかと
疑念を持ちつつも、さしたる代替案も無く
ホテルのフロントで教えてもらった
東銀座の交差点にあるインド料理の店
ナイルレストランに入った。

ナイル


そういえばここは結構有名な店だったなと
気がついたものの
苦手な「辛れー」料理屋さんである。
なるべく辛くなさそうなものを選んだのだが
一緒に入ったそのインド人の連れが
現地の言葉で訳の分からぬインド風のマンゴーの漬物(?)を頼み
それをかけろというので
事業推進の駄目だと清水ジャンプのつもりで
耳かきいっぱいほど恐る恐る乗っけたのであるが
これがとんでもなく辛く
「もっとどさっとかけなきゃ分からんだろう」とほざく
そのインド人の言葉に耳を貸さずに
それ以上漬物をかけずに食べようとしたのだが
結局1/3も食すことができないまま
撤退となった。

恥ずかしい話であるが
僕は辛いものが苦手で
家でカレーを食うときも中辛と甘口のHalf&Halfぐらいまでしか
食べられない。
受け付けないのは口だけではなく
おなかも壊れてしまう。

ただ、一度友人とタイを旅行して回ったときは
最初の数日は何も食えなかったが
最後はトムヤンクンを平気で食べられるように
なったのであった。
恐らくトレーニングで多少は改善すると思われるが
トレーニングをする必要も感じられないので
日ごろ特に努力は続けていない。

カレーをたくさん残したままで居ると
マスターがもう食べないのか?
と悲しそうな顔で聞くので
昼食後にスナックを食ったので食えないと
方便を言って許してもらった。

一方、そのインド君は
仕事の話の段取りがかなり悪く
向こうのムービーのような会社案内を見ている間に
PCのバッテリーは落ちるは
もってきた電源のアダプターは
見当違いの○穴用のものであったり
本当にお前は事業開発担当者かと
疑いたくもなったが
我慢をして話だけは聞いておいた。

プレゼンは我慢して聞くが
これが一時が万事かと思うと
一緒に仕事をするには
若干躊躇するものがある。

ちなみに一番驚いたのは
食事中に臆することも無く
「ゲップ、ゲップ」とやったことである。
国際ビジネスとはなかなか難しい。
きっと僕も外人から見たら驚くようなことをしているに違いない。
とりあえず今日分かったのは
もしかすると僕は
辛いものだけではなく
辛いものを食べている人も苦手かもしれない
ということである。
あれ、同僚には辛い物好きが多いなー、そういえば。


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GRGICH Hills Fume Blanc

  • 2006/08/16(水) 23:12:09

本日紹介するのは
GRGICH Hillsの2005 Fumé Blancです。
これははっきり言って女性の方には「毒」です。

GRIGICH


甘いフワーッという香りと口当たりは
飲みやすく、それでいて深みのある感じがします。

これはワイナリーのテイスティングルームで飲んだ
コースに入っていたのですが
このワイナリーが得意とする白ワインの中でも
最も女性受けするものの1つではないでしょうか。

Fumé Blancは、70年代にロバート・モンダビが作り出した呼名で
Sauvignon Blancのことです。
テイスティング・ルームのおじさんはfumé=smokeのことだと言っていました。

価格は$25@現地
日本では見かけませんがワインショップだったら4000円ぐらい
お店で飲んだら8,000-10,000円になるでしょうね。

ちなみにGRGICHはガーギッチと読み
創始者のマイク・ガーギッチ氏はクロアチアで醸造学を修め
アメリカにわたってきた方です。
有名な1976年のパリ事件
当時世界最高の白ワインとして優勝したモンテリーナの
ワインメーカー兼ヴィンヤードマネージャーだったことで有名な方です。

以下メーカーの諸元です。
Alcohol: 14.2% by volume
Fermentation: 50% stainless steel, 50% 3-year-old French oak
Harvest date: September 6-24, 2005
Sugar: 23.5° Brix
Bottling date: February 2006
Release date: May 1, 2006
Residual sugar: .20%
Total acid: 6.9 g/L
pH: 3.36
Time in oak: 4 months in 3-year-old French oak
Case production: 17,400 cases (12/750 ml.) 2,020 cases (12/375 ml.)
Blend: 100% Sauvignon Blanc


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終戦の日に思う

  • 2006/08/15(火) 22:20:54

本日8月15日終戦記念日である。
今朝の首相の靖国参拝を巡って隣国から激しい抗議を受けているが
私はこれには非常に疑問を感じる

戦争においてどちらが良いとか悪いとか
論じることほどばかばかしいことは無く
いずれの国も全く異なる思想に基づいて国益を考え
国益を守るためにやっているわけで
観点を変えればどちらも正しいといえる。
しかもそのgroundになっているところの国益すらも
それぞれの国で国政を担うところの与党が考えるものであり
国内ですら統一が取れているわけでもないので
それを考え始めるときりは無い。

昨今のアメリカのイラクに対する戦争を見ても
アメリカがイラクが核を保有している可能性があるからといって
イラク戦争を始めたが、
かく言うアメリカは核を持っているわけで
イラクに言わせりゃ
「なんでやねん」
というより他は無い。

中国や韓国が日本の首相の靖国参拝に抗議するのも
実は意味不明な構図であり
内政干渉というよりも
そういったイデオロギーを利用して
国家としての求心力を高めようとしているに過ぎない。
戦争犯罪に対する抗議が許されるならば
日本は東京大空襲や、広島、長崎に原爆を落とされて
一般市民を大虐殺されたことを
アメリカに抗議すべきなのであるが
7月4日の愛国的なイベントに抗議した履歴は無い。

日本は戦後にGHQによって
愛国心というものを骨抜きにされたが
これはもう一度取り戻すべきものであると思う。

サッカーでワールドカップで戦っているときに
日本の代表選手が戦っているのを見て
高揚感を感じたことは無いだろうか
サッカーに限らず今行われている高校野球にしても
出身県の高校には出身校ではなくても
なんとなく肩入れしてしまうことは無いだろうか

別に私も選んで日本に生まれたわけではないが
生まれてしまった国を大切に思うのは
親や子を大事に思う気持ちに近いものであり
自分のraison d'etreそのものであると考える。
国旗や国家あるいは天皇はその象徴であるだけで
言い方は悪いが別に本質ではない。
自分がここに実際にいて
それを生み出した自分の血脈や
その血脈と相互作用してきたその国の歴史や
またこれから形作られていくであろう血脈や未来こそが
その本質であるはずだ。

そんな「愛国心」を信じて
戦争で命を落としていった人々のに対して
敬意を持つことは当たり前のことであり
私は実際にほとんどの人は天皇のためではなく
自分たちの血脈や未来を守るために
死んでしまったに違いないと思うのである。
戦争の悲惨さや平和の大切さの議論は
別に行われるべきであり
少なくとも外国にこれを愛国心を否定されるいわれは全く無い。
しかし逆にこれを公約という名の下に
政治的に利用した小泉氏にも
問題を感じるのである。

日本人がもう少し普通に国を愛せるように
何でそうしなければならないか
教育を見直してちゃんと教えるべきだと思う。


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おしらせ

  • 2006/08/11(金) 15:36:02

おしらせです。

これまで「Think-n-go創業日記」としてやってきましたが
都合によりこれまでThink-n-goで行ってきたコンサルティングビジネスはしばらくお休みいたしまして、別会社のバイオベンチャーでがんばっていくことになりました。

タイトルを

バイオベンチャー創業日記」

と変更します。
ベンチャーの詳細についてはおいおい。。。


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不健康サンダル

  • 2006/08/11(金) 15:29:44

先週末に家族と千葉の海に出かけた。

朝から電車に乗って安房小湊なるところまでいった。
仕事場ではがんばっているつもりであるが
家庭においては全く役立たずの私の仕事は
荷物持ちといつも相場が決まっている。
その日も大きな荷物を持って出かけた。

普段は革靴を履いて仕事をしているので
休みの日および自宅において
足の開放感を求める私は
いつも裸足である。
特に夏には靴を履いて外に出かける気には到底ならない。
いつもは足の甲とかかとにベルトのあるサンダルを
愛用しているのであるが
この日は何を思ったのか
健康サンダルで出かけることにした。

sandal


何を思ったのかと書いたが
実際には最近運動を全くしておらず
「健康」ということに後ろめたさを感じていたので
せめて「健康」と名のつくものを
身に着けておこうと思ったのである。

かくして私は健康サンダルを履き出かけた。
行きの行程は何事もなかった。
何も無かったというよりもむしろ
健康に近づいている高揚感に
身を包まれていた。

ところが午後になって異変が於き始めた。
海やプールで水に入ったあとに
少々ふやけた足に
その健康サンダルを履くと
痛くて長時間歩けないのである。
あのサンダルのイボイボが
まるで剣山のように足の裏に突き刺さる。

しかしこんなところで弱音を吐くと
タダでさえ家庭内で冴えないお父さんの株は暴落する。
私はじっと我慢をして歩き続けた。
疲れているから夕食を外で食べようという妻の提案をのみ
寄り道もした。

最後にはよちよち歩きになって
ほうほうの呈で家について
足の裏を見ると真っ赤になっていた。

足

(汚くてごめんなさい)

写真ではあまり分からないが
炎症を起こしているようであった。
今週はつらかった。
ようやく足は元通りになってきた。

足の裏には多くのツボが集まっているというが
本当なら私の体は頭のてっぺんから足の先まで
ぼろぼろになっているはずである

ashi


教訓:健康サンダルで遠出をしてはいけない


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終わっているぞ、エフェクター

  • 2006/08/07(月) 19:28:55

しばらく日記をサボっていた。

実際にバイオテック企業の経営をしながら日記を書くのは
なかなかに難しい。
事業の状況をみながら
「ここまで行ったらこれを書こう」
とか考えてしまうと
「まてよ、これも条件になるかな」
と考えてしまって
なかなか書くタイミングを逸してしまう。

そんな日々ではあるが、
本日、日経バイオテックオンラインにECIの創業者兼社長の金ヶ崎氏と
執行役員経営企画部長の本間紀幸氏のインタビュー
が掲載された。

ECI


正直言って、この会社は退場すべきであると感じた。
もちろん記者である日経BPの河野氏もそういう前提でインタビューを行っている。

いくつもの問題点がある。

ひとつには上場に関する不透明な手続きの数々である。
列挙してみると

1.開発プロジェクトeMIPの進捗状況の虚偽:
目論見書によると臨床試験入りが「始まりそうな段階」と書かれているが、実際には当時も今も研究段階にしかない。

2.同eMIPプロジェクトに関する不当な売上げ計上
上場直前期に韓国のFTI社と香川のメドレックス社に共同開発権と独占販売権を約4億で売っているが、このFTI社もメドレックス社社長の松村眞良氏も上場当時大株主であった。

3.同eMIPの売上げ計上に絡む監査法人の変更:
売上げ計上に反対した監査法人を切って、ライブドアで有名になった「甘い」監査と噂される港陽監査法人に乗り換えている

4.MDヘパ細胞に関する不正な売上げ計上:
メディカルシステムネットワーク子会社のメディカルシステムサイエンスに対して独占供給権の供与買い戻しともいえるそのMSSの買収を行っている。このMSN社の社長の田尻稲雄氏も上場当時株主であった。



もう一つは金ヶ崎社長をはじめとする経営陣の資質である。
インタビューにおいて問題だと思ったのは社長が責任を感じていないことである。
「担当者がやった」
「把握していなかった」
多分、本当であると思う。
研究畑をひたすら歩まれてきた経歴を鑑みるに
恐らくファイナンスもそれに伴うリスクも理解していなかったに違いない。
しかし、そうであるならばそういうコメントをする人が社長をしていることは問題である。
実際に
「社長を代わりたい」
とまでインタビューの最後にいってのけている。
別に研究者全員に経営能力がないとは思わないが、
経営はこれはこれで別の資質と経験を必要としていると思う。
そういう意味ではギブアップをしてしまうような人は
社長になるべきではなかったと考える。


ECI社の某執行役員の認識によると
バイオテックの門は2005年の時点で
下り坂になるのが見えていて
いかにそこに滑り込むかが重要であって
そういう意味では自分たちは上手くやったのであって
決して自分たちのせいでマーケットが崩れたわけではないのだそうだ。

うーん。
果たして皆さんの認識はいかがなものだろうか。
少なくとも透けて見えるのは
「上場さえすればいい」
という意図であって
Sustainabilityに関する認識は
自社に対してもマーケットに対しても無いと思われる。

そういう会社にならないように努力せねばならない。


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