バイオベンチャー創業記 2006年05月

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AngesMG と Vical のディール

  • 2006/05/31(水) 11:00:59

AngesMGがSanDiegoのバイオテック企業Vical IncorporatedとMelanoma(悪性黒色腫:メラノーマ)のプロジェクトAllovectin‐7に関するディールを締結した。

anges

Viacal


May 30, 2006, 10:00 AM ETに行われた電話によるプレスリリース(これがアメリカではよくあるスタイルなのだ)によると要点は

========================================================
Angesが米国で行われるPhIIIの開発費用を全額負担する。
開発費用は$22.6MilUSD(約25億円)と推定されている。
これをVical株への投資とキャッシュで50%ずつ支払う。
とりあえずAngesは6.9億円をVical株式と引き換えに支払う
(単価$6.50/share (現在の取引値は$6.08))

加えてAngesは$77.5MilUSD(約85億円)のマイルストーンを
開発の進捗に応じて支払う。

さらにAngesは売上げに応じてVicalにボーナスを支払う。

Angesは日本をはじめとして、台湾、韓国、インドネシア、マレーシア、シンガポール、中国の販売権を持つ
Vicalはアメリカを始めとしてその他の国の販売権を引き続き保有する。

Angesは自社テリトリーにおける開発費用も負担する。

製品はVicalが供給する。

Angesは自社のテリトリーの売上げに応じて2桁パーセント(20-50%ぐらい?)のロイヤリティーをVicalに支払う。
Vicalも自社のテリトリーの売上げに応じて2桁パーセント(10-30%ぐらい?)のロイヤリティーをAngesに支払う。

このディールによって
Vicalは経済的リスクを軽減できる
Angesはパイプラインを充足させることができる
========================================================

トータル100億円以上の投資になるわけだが、
これによってAngesが受け取ることになる利益は

1. (自社テリトリーの売上げ)-(販売管理費)-(ロイヤリティー)- (医薬品の製造コスト(受渡価格ベース))

2. (Vicalテリトリーのロイヤリティー)

3. Vical株式の5.8%
仮に$22.6Mの半分が$6.5/shareで投資されたとして

となる。

要は患者数と薬価をどれぐらい見込むかというととだが、
Decision Resourcesの資料によると

メラノーマは主要国における治療を受ける患者数は5万人
現在の主な治療薬はIFN-α(インタフェロンアルファ)およびそのコンビネーション
マーケット規模は約600億円ぐらいである。

まあまあといえる規模なのだが、
一つ問題がある。

日本を始めとしてアジアには患者が少ないのである。

日本では投薬を受ける患者数が約1000人
市場規模は4-5億円
程度しかない。

従って、上のAngesのリターンで言うと1番はほとんど些少なものであるといえる。
ただ、これにはIRなどその他の意図があり
そういったプレミアムをどこまで見込むかということになるであろう。

===============
【お断り】
===============


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抗体バイオテック買収の流れ

  • 2006/05/29(月) 18:41:56

少し前に友達の抗体ベンチャーが買収された話について書いたが、
もう一つの抗体バイオテック買収の話である。

1週間前ぐらいのニュースになるが
Astra ZenecaがCambridge Antibody Technology(CAT)を$1.3B(1400億円)で買収するらしい。
(元々Astra ZenecaはCAT株を19.2%保有していた。)


CATは抗体をファージディスプレイでスクリーニングする方法に関する特許(Winter Patent)を有しており、

CAT.gif


PDLのQueen Patent(ヒト化特許)、
PDL


GenetechのCabilly Patent(製造法特許)
DNA

とならんで抗体3大特許の保有企業の1つである。


この特許を武器に自社開発品に加えてAbbott、ImClonなど複数の企業と
共同開発を行っている。

また、Amgenや中外-Rocheなどファージディスプレイで抗体をとった多くの企業から
ライセンス収入を得ている。

ロイヤリティーの比率はAbbottのHumiraのケースでは約2.7%程度である。

マイルストーンは抗体1本当たりトータルで50-300億円ぐらいになると想定される。

そうすると10本開発に成功するとすればマイルストーンだけで500-3000億円、
加えて1本あたりの売り上げが500億円でロイヤリティーが入るとすれば10年間X10本で1350億円

まあ悪くない買い物のような気もするが、
全ては前提が正しいと仮定しての話である。

先日のGlycoFiとAbmaxisがMerckに買われた話
AbgenixがAmgenに買収された話を含めて
Big Pharmaは抗体医薬の可能性を再確認する流れになっている。
新薬が出にくくなる中で
低分子薬よりも上市の確率の高い抗体薬は
喉から手が出るほど欲しいツールであろう。
加えて、抗体医薬品は現在高い薬価がつくこともあり
収益性の高いビジネスにもなっている。

被買収企業に共通しているのは
パイプラインよりも技術プラットフォームを有しているという点だ。
Big Pharmにしてみれば
「ターゲットなんて好きなように集めてこられる。
欲しいのはそれを具現化する手立てだ」
ってところだろうか。

次に買われるのはどこだろうか?
Medarexあるいはキリン、協和発酵などもターゲットになるかもしれない。


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お墓でランチ

  • 2006/05/29(月) 14:28:06

今日ランチを食べようと神谷町駅周辺を歩いていると
なぞの看板がありました。

看板


オープンテラス。
どうもお茶が売っているようですが
ランチの販売はしていないようでした。

つまりランチを持ち込んで
食べられるテラスというコンセプトのようです。

行ってみると、
「おお、都会の真ん中にぽっかりと開けたいい景色!」

テラス


なんと都会の中のオアシスを見つけた!

しかしよく見ると。。。

テラス


「これはお墓ではないのかーーー!!」

つまりお寺の中のお墓が見える場所でランチ
というかなりコアなコンセプトです。
(東京タワーも間近に見えますが。。。)

そのお寺は光明寺というお寺さんです。

お寺


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GRGICH HILLS CHARDONNAY

  • 2006/05/28(日) 22:52:28

GRGICH HILLS Chardonnay 2002です。

GRGICH HILLS


GRGICH HILLSはNapa Vallayの少し北のSaint Helenaにワイナリーはあります。

味は少し酸味のある感じで
青りんごのような香りがします。

Napaで30年ほどの歴史を持つワイナリーで
特徴は全葡萄を自社農園で調達していることです。
Napaでは結構有名農園でも他の農園から葡萄を買っています。
ここにもこだわりを感じます。

ワインのスペックは以下のとおりです。

Alcohol: 13.9% by volume
Fermentation: 100% barrels; no malolactic
Harvest date: Sept. 9-25, 2002
Sugar: 23° Brix
Bottling date: July 2003
Release date: December 1, 2004
Residual sugar: .25%
Total acid: 7.1 g/L
pH: 3.22
Time in oak: 10 months
Type of oak: French barriques; 50% new, 50% year-old
Case production: 37,000

かみさんと$20ぐらいにしてはおいしいねーといって飲んだ後で
値段を確認したらBottler価格で$40でした。
日本だったら8000円ぐらいか。
そりゃ美味しいわけだ。

フツーになんでもない日に飲んでしまった。

評価:星4つ
コストパフォーマンス:星4つ
といったところでしょうか。
かなりいけています。


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起業で成功した大学教授

  • 2006/05/26(金) 21:46:00

浮間公園のたぬき様のコメントを受けて
起業で成功した大学の先生について書いてみようと思います。

日本では大阪大学の森下竜一先生がアンジェスMGで有名ですが、
アメリカにはStanfordのE. Weissmanという再生医療の大家がいます。

Weissman


Prof. Weissmanは再生医療の領域の研究でも、
その領域の研究者の輩出に関しても優れた実績を残していますが
この人はこれまでに3つの会社を創業しています。

SyStemix
 ○SCID-hu(免疫不全)マウスを用いたヒト組織のネズミの中での再現技術を有し
  細胞医療を目指す。
 ○1988年創業、90年IPO、91年Novartisに買収

StemCells Inc.(1997年にCytoTherapeuticsに買収) 
 ○幹細胞医療(肝臓、膵臓、神経細胞)の実現
 ○1992(96?)年創業

Cellerant(旧Celtrans)
 ○2001年創業
 ○造血幹細胞移植による癌、鎌状赤血球治療など

Weissman Labにはこれまでにも多くの日本人研究者が留学していて
現在も何人かいます。

彼らに何がすごいのかと聞いたところ
「強いていうならサイエンスに対する執念のようなものがある」
といっていました。

あとは優秀なスタッフと学生だと。

執念に関して言うと
実はCellerantはSystemix復活版のような企業で
NovartisはSystemixを買収した後に
数年間その研究を続けましたが、
結果的には時代が早すぎたこともあり、
そのプロジェクトをギブアップしています。
Prof. Weissmanはこのプロジェクトを再び取り戻して
もう一度チャレンジしていると言うわけです。
つまり
  サイエンスは以前の時も正しかった
  時代に早すぎたというならもう一度やり直せばいい
というわけです。
執念を感じますよね。

ただ経営能力に関しては分かりません。
ラボの運営というはなしと
資本政策を含めた会社経営の世界というのはまた違うので
彼も経営者は専門家を外から招いています。
彼は現在もStanfordの教授です。


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アウトソーシング企業の反乱

  • 2006/05/24(水) 12:28:18

少し前にQuintilesが新しいププログラム"NovaQuest"について発表をしている。

Q


さりげなく出されているリリースだが、
これは業界にとって大きなインパクトを与え、
トレンドを変えていく動きになりかねないと考えている。

NovaQuestの概要はこうだ
TPG-Axon Capitalと組んで資金を調達し
Quintilesの顧客開拓力と臨床開発力をいかして
バイオテック企業にあるいはそのプロダクトに投資を行う。

Quintilesは近年の垂直統合によって
ベースの臨床開発に加えて
前臨床開発
マーケティング(Innovex)
のサービスを持っている

これにファイナンスの機能を追加することで
製薬企業としてのCapabilityを有してしまうということだ。

国内最大手のCROであるシミックもエスエスの工場の買収
および海外ベンチャーとの開発提携を発表したが
おそらくこういった創薬・開発関連サービス企業で
ノウハウの蓄積と垂直統合に成功した会社は
これまでクライアントだった企業と競合する方向に
シフトしていくと考えられる。

これは別に製薬業界に限った動きではなく
IT企業でもOEM生産を行っていた企業が
自社ブランドで生産を行うのは
よくある話である。

経営の効率化を考えると
固定費の変動費化はひとつの選択肢であるが
企業のコアコンピタンシーに該当する部分まで
外に出し始めると
思わぬ事態が起こるものである。

一方、Q社のような企業において
ありうる問題は
クライアント企業と部分的にであっても競合するビジネスを持ったときに
既存のビジネスに対するインパクトがどれぐらいあるか
ということである。
なぜなら中立性あるいは中身への無関心さ
ひとつの「売り」であったわけだが
アウトソース先の企業が
実はそのコンテンツに非常に興味を持っている企業だと分かったら
クライアントとしてどうだろうかという話である。
恐らく説明としてはProject by Projectで
受託サービスのプロジェクトと
自社開発あるいは投資先のプロジェクト
完全に独立で考えていますということになるだろうが
そんなにスッキリしたものでないだろうことは
想像に難くない。

まあ、競争歓迎である。
どうなっていくのか楽しみにしている。


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成功した友達3(類は友を呼ぶ)

  • 2006/05/23(火) 23:14:56

先日書いたAbmaxisには
それにまつわるもうひとつの成功があります。

創業者のPeter LuoはStanfordの前にUniv. Chicagoにいたのですが、
そのときの同級生で友人のMr.Alexis Borisyが起こした
CombinatoRxという会社も実は昨年末に上場しています。

crx

社長のAlexisには2004年6月のBIOで会い、
その後来日した際に東京でもう一度あっていますが、
当時は金策に走り回っていてかなり疲れた感じでした。
「ホントに社長かよ?」ってぐらい

事業のコンセプトは
既に上市されている薬を2つ以上組み合わせることで
全く異なる薬効と低い用量が実現できるのでは
というものです。

実際に彼らがやっているのは
市販薬のライブラリーを作って
これをハイスループットシステムで
薬品Aと薬品Bの用量をいくつか組み合わせたサンプルをつくり
これらを様々なアッセイ(薬効試験)系で評価をして
当たりの組み合わせを見つけ出すというものです。

原理的にはありうる話で、
体内ではいろいろな経路がクロスオーバーしているので
チャンネルXとチャンネルYがいつも相加敵ではなく
相乗的に効いている場合があり
そういう場合には2箇所のチャネルをちょっとずつ抑えることで
飛躍的な効果が出せたり
全く思いもよらないような効果が出せたりします。

なんというか
薬と薬のCHEMISTRY
とでもいうんですかね。

ただ、当時は新薬として認められるのかという
薬事的な問題があると思い
僕はネガティブなスタンスでした。

ただ、紆余曲折を経て、
彼らのビジネスは成功し
IPOも果たし、豊富なパイプラインも実現している現状です。

長い話になりましたが
驚くべきことは
大学の同級生が2人とも大成功を収めたということで
そういう素地を作り出したのが
Chicago UnivのBiochemistryの教室であるなら
すごいことだと思うわけです。

類は友を呼ぶ


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消防隊

  • 2006/05/22(月) 20:46:50

日曜日に神宮外苑に家族で遊びに行った。

消防訓練を行っていました。
最新式の消防車の影でかなりレトロな消防車が
消防隊

並んでおりました。

ちなみにこの手押し式の消防車、
うちのそばでも同日消防訓練をやっていて
そこにも配備されていました。

宅急便の台車での配達のようなもので
逆に都会型のシステムなんでしょうか。


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成功した友達2

  • 2006/05/18(木) 23:39:06

先日書いたAbmaxisの話の続きです。

この間書いたとおり、この会社はStanfordで出会った2人の研究者と
Genetechにいた1人の研究者でスタートした会社です。
いずれも中国生まれでアメリカに留学して
そのまま住み着いた中国人です。

それぞれのSpecialityは
1. Computer Biochemsit (生化学+情報工学)
2. Molecular Engineer (遺伝子工学)
3. Cell Biologist (細胞工学)

抗体のヒト化をやるのには極めてComprlementaryな関係で、

一人が配列情報を元にコンピューター上でシュミレーションをして
マウス抗体の抗原認識部位を
ヒト抗体の骨格に埋め込むときに
切り出す配列と繋ぎ目など付加的にいじる場所を決めます。

そうすると次の人がその情報を元に
実際に遺伝子のターゲット部分に
変異を入れたライブラリー
(様々な変異の組み合わせの遺伝子が入っているプール)
を作成します。

できたライブラリーから取れた抗体の候補を
細胞などを用いた評価系にかけてスクリーニングします。
選択された抗体を今度は動物細胞で発現させて
抗体の活性を評価します。

(ちょっと専門的でごめんなさい)

こうすると
コンピュータ上でシュミレーションするだけでなく
実際にヒト化された抗体が現物として提供でき
小さいながらもこれでワンストップサービスが提供できています。



彼らが一つ偉かったのは
いずれも研究者でビジネスマンが分からなかったので
早い段階からチャイニーズコネクションでCEOを連れてきて
経営を任せたことです。

よく日本のベンチャーで見かけるのは
シーズを提供した大学の先生ががんばっちゃって
社長になっているケースですが、
これははっきり言って無理だと思います。

契約書の書き方一つ
財務戦略の立て方一つで
会社の命運がいかに変わるかということが
分かっていないから
そんな大それたことができるのだと思います。

一番良い方法は
信頼できる経営者を連れてきて
自分は取締役兼SABとして
意思決定に参加することで
執行役になるのは懸命ではないと考えます。

彼らが連れてきたのは元Genentechのtreasurer、
その後PDLでCFOをやっていた女性で
Shirley Crayton
すんごく人はいいけれど
すんごくやり手のオバサン(おばあさん?)です。

いつも火が吹いている台所を
あちらこちらに支払い延期あるいは
踏み倒しをしながら切り盛りして
売却までぎりぎりで漕ぎ付けた人です。

こちらも台所事情を知っているので
多少甘めの支払いをしたことも事実で
(ただ最終的にはしっかり結果は出させました)
随分前職の取締役には突っ込まれましたが
あの会社が出してくるヒト化抗体が無ければ
我が社のプロジェクトも飛んじゃうので
仕方が無かった話だったのです。

ただ、彼らが必死であった分だけ
似たようなことを提供している大企業よりも
柔軟性も良く
スピードも速く
結果的には我々も随分助けてもらったのは事実です。

期限までに結果を出すために
毎晩随分遅くまで仕事をしていましたし
土曜日も日曜日も無く仕事をしていたのを知っています。

彼らのお金の出し手は
これもまたチャイニーズコネクションで
香港のVC。
リファイナンスにも応じていたようで
結構懐の深いVCだったようです。
でも決してギリギリまでお金を出すわけでもなく
甘いVCではなかったと思われます。


Abmaxisと契約するときは
いつもほとんどが口約束で、
思いついてから契約をまとめるまでの
時間が惜しかったので
「後で契約書をなんとかするから
取り敢えず始めてよ。」
「いいよ」
なんて感じでした。

また契約書と言ってもTerm Sheet(覚書)程度のもので
我々はIPOの準備をしたときに
デューデリに入った弁護士から指摘を受けて
ヒーヒーいいながらこれを全部本契約に変えて作業をしました。
多分Abmaxisが売却ではなくPOを狙ったとしたら
書類不備で永遠に上場できなかったと思います。


彼らがMerckに買われる形で成功にいたった理由は僕なりに考えると

1. プラットフォーム技術があったこと
  プロダクトはある確率でこけますが
  プロダクトを生み出すエンジンは
  失敗しても
  何度でも使えます。

2. 相補的な人材が揃ったこと
  立ち上げの初期に創業者の3人と経営者の1人が
  うまく揃って
  会社がそれだけで回る環境ができたことです。

3. ものすごくモティベーションが高かったこと
  彼らは自分たちの技術を信じていたので
  突き進めば絶対にうまくいくと思って
  ものすごい努力をしたと思います。
  別に長く働くのが偉いわけじゃないですが
  彼らは効率も高い上に長時間働くという
  スーパーマンみたいなこを実現していました。
  それを支えていたのはモティベーションです。

4. いい客がいたこと
  我々のことです、本当に。
  まあ中国人と日本人は随分違うところもありましたが
  アジアの同胞という部分で
  随分共感し会える部分もあり
  成果に拘って、形式に拘らない
  割と仕事がやりやすいクライアントであったと
  自分で思います。
  また困ったときには僕だけではなく
  会社の他のメンバーも随分いろいろ助けてやっていました。
  おかげで会社ぐるみで結構なかのいい関係でした。
  マジで我々の方に足を向けて寝られないはずです。

5. いいネットワークを持っていたこと
  チャイニーズコネクションを始めてとして
  ほとんどの仕事もファイナンスも
  ネットワークで取ったものです。
  Merckとのディールも
  きっかけは旧知の関係であったと聞いています。
  これは結局人としての信頼があったので
  それがベースになって
  スタートアップにも引き継がれたということでしょう。


我々も彼らに習うべきところが
随分あるなーと思います。

彼らぐらいがんばらなくっちゃ。


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割引率

  • 2006/05/17(水) 21:56:38

驚いた話がある。

N証券のマーケットリポートで
昨日書いた記事のそーせいのものがあるのだが

そーせいの株価を割り出すにあたって
将来収益から割引率を使って
その価格を41万円が妥当としている。

知らない人のために、
割引率というのはこうだ。

今の100万円は
利率10%の投資であれば110万円になる。
そうするとその投資においては
来年の110万円=今年の100万円
となる。
同様に再来年の121万円=今年の100万円
となる。

そーせいの収益は2015年までに累積169億円であり
それ以降に稼げると信じるお金が527億円であるとされている。
つまり700億円を生み出すニワトリだとされている。
これは「見解」の問題なのであまりコメントしない。

問題は
「そーせいにいったいどのぐらいの利率でお金を預けるか?」
という話である。


N証券はある根拠によってこれを6%としていた。
つまり収入が立つと考える700億円を年毎に
それぞれ利率^年数で割ると312億円になり
これを一株あたりに直すと41万円となると考えた。

先日のSOU-001の中断を受けて
さすがに6%はどうかということで8.3%に引き上げた。

皆さんがご存知のように
金利はリスクが高い人あるいは案件においては高くなる。
必ず返してくれると信じている友達に貸す場合と
よく踏み倒す知り合いに貸す場合では
利率は変えてしかるべきである。
(だからサラ金は金利が高い)

そーせいを例に出して申し訳ないが
これは創薬ベンチャーの代表例として出しているだけである。
皆さんは利率8.3%で創薬ベンチャーにお金を貸しますか?


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